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『うしろの正面カムイさん』とは?作品概要・基本情報をわかりやすく整理

暗い和室で怪異の気配を察知する霊能力者と女子高生のシルエット うしろの正面カムイさん
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『うしろの正面カムイさん』は、怪異を題材にしたホラーコメディ漫画で、2026年7月からテレビアニメも放送されている作品です。

原作はえろきさん、作画はコノシロしんこさん。2020年3月27日から小学館の『裏サンデー』『マンガワン』で連載され、2026年8月時点で単行本は13巻まで刊行されています。

一見するとかなりクセの強い除霊コメディなのですが、土台にあるのは「怪異が見えるのに、自分ではどうすることもできない少女」と「圧倒的な力を持つ霊能力者」という王道のバディ構造です。

この記事では、「うしろの正面カムイさん wiki」と検索して基本情報を確認したい人にも分かるように、漫画の概要、登場人物、アニメ版、これまでの実績まで順番に整理します。


『うしろの正面カムイさん』とは?作品概要を簡単に整理

『うしろの正面カムイさん』は、原作・えろきさん、作画・コノシロしんこさんによる日本の漫画作品です。

小学館の『裏サンデー』および漫画アプリ『マンガワン』で2020年3月27日に連載が始まり、単行本は裏少年サンデーコミックスから刊行されています。

基本情報をまとめると、次のようになります。

  • 原作:えろき
  • 作画:コノシロしんこ
  • 出版社:小学館
  • 掲載媒体:裏サンデー、マンガワン
  • 連載開始:2020年3月27日
  • ジャンル:ホラーコメディ、オカルト
  • 単行本:既刊13巻(2026年8月現在)
  • シリーズ累計発行部数:100万部突破(2025年8月時点)
  • テレビアニメ:2026年7月から放送

物語の中心にいるのは、有名な霊能力者・カムイと、幽霊を見ることはできても祓う力を持たない女子高生・耳塚シヅカです。

二人がさまざまな怪異と遭遇し、カムイが極めて独特な方法で除霊していく――というのが基本的な構成になっています。

ただ、単純な「強い霊能力者が幽霊を倒す漫画」ではありません。

恐怖の象徴である怪異を、カムイだけがまったく別の価値観で捉えている。この認識のズレそのものが、本作最大の笑いになっています。

怖いはずなのに、カムイが現れた瞬間に場のルールが変わる。

この構造が分かると、『うしろの正面カムイさん』という作品の異様なテンポの良さも見えてきます。



『うしろの正面カムイさん』のあらすじは?カムイとシヅカの関係

主人公格のカムイは、世間では有名な霊能力者、そして心霊アナリストとして活動している人物です。

金髪をオールバックにし、鍛え上げられた肉体を持つなど、外見だけを見ると非常に頼もしい霊媒師なのですが、怪異への向き合い方にはかなり強烈な個性があります。

一方の耳塚シヅカは、幼いころから幽霊や怪異が見える体質に悩んできた普通の女子高生です。

霊を見る能力はある。しかし、自力で除霊する力はない。

この「見えてしまうのに、対抗できない」という立場が、シヅカという人物の根幹にあります。

中学生時代には霊媒体質を理由に周囲から気味悪がられ、孤独な生活を送っていました。

そんなシヅカに目をつけたのがカムイです。

カムイは彼女の霊媒体質と逃げ足の速さを評価し、除霊活動の助手としてスカウト。シヅカはその後、カムイの事務所で住み込みのアルバイトをするようになります。

助手とはいえ、役割は戦闘要員ではありません。

怪異を引き寄せる役割を担う一方で、常識から外れがちなカムイの行動を周囲に対してフォローする、いわば読者に近いツッコミ役でもあります。

ここが面白い。

シヅカがいるからこそ、カムイの異常さが際立つ。そしてカムイがいるからこそ、シヅカにとって長年「恐怖」でしかなかった怪異の世界が、少しずつ別の表情を持ち始めるのです。

※画像はAIによるイメージ


『うしろの正面カムイさん』の主要キャラクターは?

テレビアニメ版では、カムイを杉田智和さん、耳塚シヅカを碧乃梨心さんが演じています。

主要キャラクターも、作品の世界を広げるうえで重要です。

カムイ

強大な霊力を持つ有名な霊能力者です。

本名や年齢は明言されておらず、作中ではシヅカから「カムイさん」と呼ばれています。自分の意思で幽体離脱できるなど、霊能力者としての実力そのものは非常に高い人物です。

しかし、本作で重要なのは「強いから怖くない」のではなく、そもそも怪異を恐怖の対象として見ていないこと。

一般人とカムイでは、怪異に対する前提そのものが違います。

この一点が、ホラー漫画の約束事を根本からひっくり返しています。

耳塚シヅカ

カムイの助手を務める女子高生で、声優は碧乃梨心さんです。

幽霊を見ることはできますが除霊能力はなく、幼いころから怪異に悩まされてきました。

カムイと出会った後は高校生活にも変化が生まれ、友人を作ることにも成功しています。

彼女の物語として見ると、『うしろの正面カムイさん』は単なる怪異退治ではありません。

「見えてしまう自分」をずっと呪っていた少女が、その体質を抱えたまま他者との関係を作り直していく物語でもあるのです。

お市

M・A・Oさんが声を担当する、市松人形の付喪神です。

100年以上にわたって複数の持ち主のもとを渡り歩き、僧侶や神主たちからも恐れられてきた怪異でした。

カムイの事務所に送られた後、彼に立ち向かいますが敗北。その後は事務所に住み着き、除霊活動にも同行するようになります。

本来なら「倒すべき怪異」が仲間側に回る。

この境界の曖昧さも、本作らしいところです。

キョーコとイナガワ

シヅカの同級生・キョーコを演じるのは相坂優歌さん。

カムイに憧れを抱いており、シヅカが彼の助手であることを知っても彼女を責めず、理解を示す友人です。

一方、井澤詩織さん演じるイナガワはオカルトマニアで、自称ゴーストハンター。

当初はカムイをインチキ霊能力者と見下していましたが、自身が怪異に巻き込まれたことで、その実力を目の当たりにすることになります。

この二人がいることで、シヅカが「カムイの助手」だけではなく、一人の高校生として生きていることも見えてきます。


『うしろの正面カムイさん』は何巻まで?100万部突破までの流れ

単行本第1巻は2020年8月12日に発売されました。

その後、おおむね半年ほどの間隔で新刊が刊行され、2026年8月10日発売の第13巻まで続いています。

また、第1巻発売時には漫画家のきただりょうまさんが本作を推薦。

2021年には「次にくるマンガ大賞2021」のWebマンガ部門で第13位にランクインしました。

さらに2025年8月時点で、シリーズ累計発行部数は100万部を突破しています。

連載開始が2020年ですから、約5年をかけて読者層を広げ、アニメ化へ到達した形です。

個人的に注目したいのは、ここです。

本作は題材も表現もかなり尖っています。それでも長期連載となり、13巻まで積み重なり、100万部という規模まで到達した。

単発のインパクトだけなら、ここまでは続かない。

怪異そのものの知名度、シヅカたちの日常、そして「次はどんな怪異をどう料理するのか」という反復可能な構造があるからこそ、作品として持続してきたのだと思います。


TVアニメ『うしろの正面カムイさん』は2026年7月から放送

テレビアニメ版『うしろの正面カムイさん』は、2026年7月からTOKYO MXほかで放送が始まりました。

公式サイトでは「2026年7月3日放送開始」と案内されており、番組表上の初回は7月4日午前1時30分、つまり7月3日深夜に当たります。

アニメーション制作はゼロジーとZG-R、製作はウェイブです。

主要スタッフは以下の通りです。

  • 監督:つくも匠
  • シリーズ構成:中條元史
  • キャラクターデザイン:山下敏成
  • 音楽:えんどうちひろ
  • アニメーション制作:ゼロジー、ZG-R
  • 製作:ウェイブ

オープニングテーマはORCALANDの「成仏Come true」。

エンディングテーマはKOTOKOさんの「SAY-BYE!!」です。

本編とは別に『うしろの正面カムイさん ミニアニメ劇場』も各配信サイトで展開されています。

2026年9月3日には、公式サイトで第10話「高女/山姥」と「ミニアニメ劇場 その10」の情報が公開されました。

第10話のテレビ初放送日は9月5日で、ここまで「メリーさん」「テケテケ」「コックリさん」「口裂け女」「トイレの花子さん」「サキュバス」「黄泉帰り」など、都市伝説から伝承系まで幅広い怪異が扱われています。

この怪異の選び方を見るだけでも、本作が単に一種類のホラーを繰り返しているわけではないと分かります。

「知っている怪談」が出てくる安心感と、「カムイが出てきたらどうなってしまうのか」という予測不能さ。この二つを同時に成立させているんですよね。

※画像はAIによるイメージ

なおアニメ版には、映像や音声の表現が異なる複数のバージョンがあります。

通常のテレビ局や多くの配信サービスではオンエア版、AT-Xとdアニメストアでは一部表現の異なるデレギュラ版、AnimeFestaでは完全デレギュラ版も配信されています。

作品の性質上、視聴環境によって表現差がある点は、アニメ版を調べている人にとって重要な基本情報でしょう。

Blu-ray&DVD BOXは2026年12月23日発売予定で、第1話から第12話までを収録する予定です。


『うしろの正面カムイさん』は単なる変則ホラーコメディなのか?

ネット上では、『うしろの正面カムイさん』は「変わった除霊方法が売りのホラーコメディ」と説明されがちです。

もちろん、それ自体は間違っていません。

ただ、僕はそこだけで片付けると、この作品の構造を半分くらい取り逃がす気がしています。

注目したいのは、シヅカが「霊能力を手に入れて強くなる主人公」ではないことです。

彼女は連載開始時点から怪異が見える。そして、その能力は長いあいだ彼女を孤独にしてきました。

カムイと出会った後も、「見える」という性質そのものが消えるわけではありません。

変わったのは、能力ではなく環境です。

ここ、ものすごく重要なんじゃないか。

一般的な能力バトルなら、弱い主人公は修行によって強くなり、かつて恐れていた敵を倒せるようになります。

でもシヅカの場合、怪異に対する圧倒的な対処能力を持つカムイと出会ったことで、「自分一人で抱え込まなくていい状態」が生まれた。

さらに高校ではキョーコたちとの人間関係も形成されています。

つまり本作の裏側では、怪異退治とは別に、孤独だった少女の世界が少しずつ広がっているんです。

そして、もう一つ。

怪異だったお市がカムイの事務所に残り、仲間として行動するようになる点も見逃せません。

人間と怪異を完全な敵味方に分けていない。

この細部をつなげると、実は本作が描いているのは「怪異を消し去る物語」というより、怪異と人間の境界をめちゃくちゃに組み替えていく物語なのではないでしょうか。

カムイはあまりにも特殊な存在なので忘れそうになりますが、彼が登場するたびに「怪異=ただ恐れるもの」という世界の常識が破壊されます。

そしてシヅカも、その破壊された常識の中で少しずつ生きやすくなっていく。

だとしたら、この作品で本当に祓われているものは怪異だけなのか。

シヅカが長年抱えてきた「自分は普通ではないから孤独になる」という思い込みまで、毎話少しずつ薄れているのだとしたら――いや、そこまで計算されているなら、かなり綺麗な構造です。

表面では全力でふざけているのに、骨格だけ見ると妙に王道なんですよね。

その落差こそが、『うしろの正面カムイさん』が13巻まで続き、アニメ化にまで至った理由の一つではないかと僕は考えています。



まとめ|『うしろの正面カムイさん』の基本情報

『うしろの正面カムイさん』は、えろきさん原作、コノシロしんこさん作画によるホラーコメディ漫画です。

2020年3月27日から『裏サンデー』『マンガワン』で連載され、2026年8月現在で既刊13巻。2025年8月にはシリーズ累計発行部数100万部を突破しました。

物語は、強力な霊能力者カムイと、幽霊が見える女子高生・耳塚シヅカが、さまざまな怪異に立ち向かうというもの。

2026年7月にはテレビアニメ化され、杉田智和さん、碧乃梨心さん、M・A・Oさん、相坂優歌さん、井澤詩織さんらが主要キャラクターを演じています。

強烈な設定が最初に目を引く作品ではありますが、その奥にはシヅカの孤独、人間と怪異の境界、そして恐怖の意味を反転させる巧妙な構造があります。

そこまで見えてくると、『うしろの正面カムイさん』というタイトルから受ける印象も、少し変わってくるのではないでしょうか。



よくある質問

『うしろの正面カムイさん』の原作者は誰ですか?

原作はえろきさん、作画はコノシロしんこさんです。小学館の『裏サンデー』『マンガワン』で2020年3月27日から連載されています。

『うしろの正面カムイさん』は何巻まで発売されていますか?

2026年8月時点で単行本13巻まで発売されています。第13巻の発売日は2026年8月10日です。

『うしろの正面カムイさん』のアニメはいつから放送されていますか?

2026年7月からTOKYO MXほかで放送されています。初回はTOKYO MXで7月4日午前1時30分、7月3日深夜の放送でした。

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