コンビニに立ち寄ったその日、ふと目に入った「推しの笑顔」。それが“ローソン限定クリアファイル”との最初の出会いだった。
今、ローソンで開催中の『ウマ娘 シンデレラグレイ』コラボキャンペーンが、ファンの心をざわつかせている。注目は全7種の描き下ろしクリアファイル。全国のローソンで、明治のお菓子を3点買うと、限定デザインのファイルが1枚もらえるという仕様だ。
だけど、侮るなかれ。朝イチから行列必至、整理券も飛び交うこの争奪戦…まさに“リアル育成イベント”とも言える。推しを手に入れるには、戦略もタイミングも重要なのだ。
この記事では、限定クリアファイルのラインナップから入手手順、さらには推し獲得のための回収Tipsまで──あいざわ自身の体験と考察を交えて、徹底的にガイドしていく。
『ウマ娘 シンデレラグレイ』×ローソンコラボの全貌
キャンペーン概要と開催期間を整理しよう
『ウマ娘 シンデレラグレイ』とローソンのコラボキャンペーンが、2025年5月27日(火)朝7時から全国で一斉にスタートした。このキャンペーンでは、明治製菓のお菓子を3点購入するごとに、限定デザインのクリアファイルが1枚もらえる仕組みだ。景品は先着順で、なくなり次第終了。公式には6月9日(月)までの開催となっているが、人気店ではすでに配布終了の報もちらほら見えてきている。
このキャンペーンが注目される理由はただの「クリアファイル配布」ではない。何より驚くのは、描き下ろしのビジュアルとキャラ選定の妙だ。『シンデレラグレイ』の物語性を反映した全7種のビジュアルが揃っており、どれも一線級のイラストでファン心理を直撃する。
筆者自身、初日に近所のローソンへ駆け込んだが、午前8時にはすでに人気キャラがほぼ終了という状況。特にオグリキャップやタマモクロスは争奪戦状態で、「朝から戦場か…!」と苦笑いしつつ、改めて“ウマ娘熱”の根強さを思い知らされた。
ちなみに一部のローソン(例:秋葉原トリム店など)では、店内装飾や等身大パネル展示なども展開されており、ただファイルをもらうだけでなく“その世界に足を踏み入れる体験”が用意されているのもポイントだ。こうした装飾型店舗は6月16日まで継続展示される予定で、終盤戦に向けてもファンの来訪を見込んでいる。
重要なのは、ローソン公式アプリや店頭POPで事前に実施店舗を確認すること。対象外店舗(ナチュラルローソン、ローソンストア100など)では実施されていないため、知らずに足を運んで肩透かし…という事態もあり得る。
こうして整理してみると、今回のキャンペーンは「ただもらえる」だけじゃない、“限定性×物語×現地体験”が絡み合った総合イベントなのだと気づかされる。1枚のクリアファイルに込められた「物語とファン体験の設計」、この仕掛けこそが『ウマ娘 シンデレラグレイ』らしいエンタメの真骨頂だと感じた。
対象商品・参加方法は?コンプのための条件とは
入手方法はとてもシンプル。「明治」の対象お菓子を3点レジに持っていくだけ。会計時に好きなクリアファイルを選べる形式で、1会計につき7枚まで取得可能となっている。つまり全7種を一気にコンプしたい場合は、1会計で21点のお菓子を買う覚悟が必要だ。
お菓子はチョコレートやグミ、キャラメルなど手軽な商品が中心。価格帯は1点あたり200円前後のため、7種コンプにはおおよそ1,400〜1,600円ほどかかる計算になる。推しキャラがいるなら“ガチ勢”として一気に狙うのも一手だが、くれぐれも無理のない範囲で。
また、整理券を配布する店舗も存在する。人気キャラは開店直後からなくなることが多いため、事前にX(旧Twitter)などで店舗の対応状況をチェックしておくと安心だ。中には「1枚でもらうには整理券が必須だった」という声もあり、混雑具合は地域や店舗によって千差万別。
そして何より筆者が印象に残ったのは、“選ぶ行為”自体が楽しいということ。並んだファイルの中から、どの子を手元に迎えるか──その瞬間の高揚感は、まさに「ウマ娘ガチャ」の現実版だった。お菓子を選ぶ→レジで渡す→ファイルを手にする、この一連の流れすら小さな儀式のように思えてくる。
最後に、複数店舗を巡る「ファイル巡礼」もひとつの戦略として有効だ。同じ店舗では人気キャラがすぐに枯れるが、地方のローソンや郊外店舗では意外と残っていることもある。推しに出会うために、“育成のごとく”ルートを組んで動く──その熱意が報われたとき、手にした1枚の価値はきっと何倍にも感じられるはずだ。
クリアファイルの絵柄とキャラ解説
全7種のビジュアルを分析!推しはどれ?
今回の『ウマ娘 シンデレラグレイ』×ローソンコラボで登場したクリアファイルは、全7種類。どれも描き下ろしで、それぞれのキャラクター性と物語背景を反映した、ファン垂涎のデザインとなっている。A4サイズ対応のPP素材で、しっかりした厚みと光沢感。ファイルとしての実用性も高く、使うか飾るか、嬉しい悩みが尽きない。
デザインラインナップには、オグリキャップ、タマモクロス、ベルノライト、スーパークリークなど、シンデレラグレイの物語を象徴する面々が勢ぞろい。構図にもこだわりがあり、ただキャラを並べただけでなく、それぞれの“走りの物語”が込められているような印象を受ける。
たとえば、オグリキャップのファイルでは背景に疾走感あるパースが効いており、彼女が「灰色のシンデレラ」と呼ばれる孤高の存在であることがひしひしと伝わってくる。タマモクロスのデザインは、勝気で挑戦的な笑みが印象的で、ライバルとしての強い存在感を放っている。
特に面白かったのは、ベルノライトのビジュアル。彼女の瞳の奥に宿る静かな情熱が、背景の淡い色調と対比されるように描かれていて──まるでその心の奥まで見通すような構成になっている。1枚のファイルがまるで“短編小説の表紙”のような、そんな余韻を感じさせる仕上がりだ。
もちろん、全7種すべてが推しと呼ぶにふさわしいクオリティ。筆者は普段、推しが明確に1人決まっているタイプだが、今回ばかりは「7人全員がメインヒロイン」と言っても過言ではない完成度に驚かされた。選べない…ならば、全部集めるしかないのだ。
オグリキャップ・タマモクロスらの描き下ろし魅力
クリアファイルの中心的存在とも言えるのが、やはりオグリキャップ。『シンデレラグレイ』の主人公として、どこか憂いを帯びたまなざしと力強い佇まいが印象的だ。背景には彼女の走る競馬場の風景が重ねられ、まるで「観客の視線に応える」という使命そのものを背負ったような姿に、見ているこちらの背筋が伸びる。
タマモクロスのファイルも、まさに名勝負製造機の名にふさわしい。“勝ってみせるで!”という声が今にも聞こえてきそうな挑戦的な表情は、シンデレラグレイにおける彼女のポジション──対抗馬であり、魂の伴走者──を如実に映している。
一方、スーパークリークのデザインは、穏やかさと包容力が同居したビジュアルが目を引く。柔らかな色使い、髪の流れ、微笑みの角度まで、細部に至るまで“母性”を感じさせる演出に満ちている。彼女の存在がこの物語における「癒し」であり、また強さであることが、ファイルの1枚からも語られているのが素晴らしい。
ベルノライトについては、ビジュアルに込められた“静と動”の対比が非常に美しい。冷静さを漂わせながらも、その目線の先には熱がある。その矛盾をひとつの構図に閉じ込める技術は、ただのキャラグッズの域を超えて、“アート”と呼んでもいい。
個人的に感じたのは、「この7種が、もしそれぞれのレース展開を象徴していたら…」という想像の余白。描き下ろしイラストは、グッズであると同時に、もうひとつの“本編外伝”として楽しめる可能性を秘めている。こうした“語られていない物語の断片”を感じ取れるのも、『ウマ娘』というコンテンツの深みなのだと、改めて実感した。
📖 お得に電子書籍を楽しみたいあなたへ【PR】
「読みたい作品が多すぎて、お財布が追いつかない…」
「無料で試し読みできる電子書籍サービスを探している…」
「スマホでサクッと読めて、支払いも簡単なサイトがいい…」そんな悩みを抱える方にぴったりの電子書籍ストアがあります。
初回限定のお得なクーポンや、曜日ごとのキャンペーンでお得に購入できる仕組みが充実。
気になる作品は、まず無料で試し読みしてから選べるので安心です。
クリアファイルの入手難易度と攻略法
何時に行けばいい?店舗ごとの傾向と穴場時間
「ローソンでウマ娘のクリアファイルがもらえる」と聞けば、つい“後で寄ろう”と思ってしまう。でも、その一瞬の油断が命取り。筆者も痛感したが、このコラボは「早朝型争奪戦」なのだ。開始日である5月27日(火)の朝7時、すでに都内の主要店舗では行列ができ、開店直後に人気キャラが完売したという報告もSNSで次々と上がっていた。
店舗ごとの傾向を見ると、アニメグッズの需要が高い都市部・駅チカ店舗ほど回転が早い。特に秋葉原トリム店や新宿、池袋などの“オタク聖地”は要注意。逆に郊外の住宅街ローソンや、幹線道路沿いの車利用前提の店舗は比較的緩やか。午前9〜10時台でも在庫が残っているケースがある。
穴場時間として挙げたいのが「平日の昼前〜昼過ぎ」。特に中規模都市や郊外では、この時間帯に“出遅れた人たち”の第2波が来る前に滑り込めば、まだ全種そろっている可能性も高い。もちろん、週末にかけて在庫は加速度的に減っていくため、早ければ早いほど望みはある。
整理券対応店舗も存在しており、これは一部の装飾店舗や人気店舗に限られる。こうした場所では、開始前に配布される整理券を持っていないとクリアファイルの受け取り自体ができない。筆者が確認した範囲では、秋葉原や名古屋の一部店舗などが該当。つまり「行けば何とかなる」ではなく、「計画して動く」が前提のキャンペーンと言える。
重要なのは、“人気キャラ”ほど早くなくなるという事実。今回のラインナップでは、やはりオグリキャップとタマモクロスの争奪戦が特に激しかった印象。公式が在庫数を明かしているわけではないが、どう考えてもこの2枚は供給より需要が上回っていた。
ファンの声から学ぶ「7種コンプ」の戦略術
7種類すべてを集めたい──それはファンとして当然の欲望。でも現実は甘くない。各ファイルが店舗ごとに限られた枚数しか用意されておらず、人気キャラは数時間で枯れる。じゃあ、どう動くか。答えは「分散」と「下調べ」だ。
まず、1店舗での一括コンプにこだわらないこと。多くのファンが実践しているのは「複数店舗ハシゴ作戦」。1会計につき7枚までという上限を活かし、1店舗で4種、別の店舗で残り3種…というふうに、取得地点を分けていくのが効率的。
次にSNSやブログを駆使した“リアルタイム情報収集”。X(旧Twitter)やGoogleローカルガイド、はてなブログなどでは「○○店には○時時点でタマモあり!」という情報が飛び交っている。中には「ファイルの並び順」まで教えてくれる有志までいて、その執念と愛に頭が下がる。
筆者も実際に試してみたが、Xで「#ウマ娘ローソン」や「#クリアファイル戦争」で検索すれば、かなりの確率で最新情報がヒットする。特に「今から行こうとしているエリア」の店舗名で絞り込むと、かなり信頼できる口コミが得られるはずだ。
そして“もし推しだけがどうしても手に入らなかったら?”という最終手段も紹介しておきたい。それが「トレード文化」。SNSやフリマアプリを通じて、「オグリ→スパクリ交換希望」といったやりとりが日常的に行われている。もちろん公式では推奨されていないが、マナーと信頼関係を守れば、ファン同士の交流の場として健全に機能している印象を受けた。
ファイル1枚。たかがグッズ、されどグッズ。そこに宿る“物語と愛”が、ファンを突き動かし、人をつなげ、ローソンの店先に小さなコミュニティを生む。その現象自体が、もはや「現実世界に降り立ったウマ娘」だと、筆者は本気で思っている。
装飾店舗&プリントカードの楽しみ方
秋葉原や笠松など“聖地店舗”での没入体験
『ウマ娘 シンデレラグレイ』のコラボで注目すべきは、ただクリアファイルを集めるだけじゃない。“特別装飾”が施された一部ローソン店舗の存在だ。中でも筆者が特に心を動かされたのが、秋葉原トリム店や笠松東陽町店といった“聖地店舗”たちだ。
たとえば秋葉原トリム店では、店内外にウマ娘たちの等身大パネルやビジュアルポスターが並び、まるで一瞬、ローソンという空間が“ウマ娘テーマパーク”と化したかのような演出に包まれていた。オグリキャップの背中越しに見上げるような視点配置や、タマモクロスのウインクに近距離で遭遇する感覚──そう、ここはただの商品棚じゃない、「推しと出会うための舞台」なのだ。
特に心に残ったのが、ファンたちの佇まい。みんなが静かに、けれど確かに興奮を共有していた。何枚も写真を撮り、そっと感謝するようにクリアファイルを手にするその姿が、作品を通じて生まれた“感情の共同体”を感じさせた。これはもう、ただの販促イベントとは次元が違う。空間そのものが、物語の延長として機能していた。
装飾店舗の展開は6月16日(日)まで続く予定。イベント初週を逃してしまった人でも、世界観に浸れるラストチャンスがあるというのは嬉しい配慮だ。筆者は再訪予定だが、できることなら平日昼間の落ち着いた時間帯をおすすめしたい。混雑を避けて、ひとりで、あるいは同志と語らいながら、その空気を感じてみてほしい。
こうした空間演出型のコラボ展開は、シンデレラグレイという作品が持つ“現実との接点”を強調する絶好の仕掛けだ。現代社会において、「架空の物語と現実の風景が交差する瞬間」をこれほど美しく感じさせてくれるのは、ウマ娘というコンテンツの稀有な力だと、あらためて思わされた。
ローソンプリントやエンタメくじとの連動企画
このキャンペーンのもうひとつの魅力が、「ローソンプリント」や「エンタメくじ」との連動施策だ。店内マルチコピー機で販売されるローソンプリントでは、今回の描き下ろしビジュアルを使用したフォトカード(イラスト入りL判写真)を購入可能。全7種で、価格は1枚300円(税込)。しかもこちらも数量限定、在庫がなくなり次第終了という“コレクター心をくすぐる仕様”となっている。
筆者もプリントに挑戦してみたが、写真紙に印刷されたオグリキャップの存在感には息をのんだ。光沢と発色が非常に美しく、ファイルよりも“額装したくなる”クオリティ。部屋にそっと飾れば、それだけでシンデレラグレイの世界が小さく広がる──そんな魔法の1枚だった。
また、全国のローソンおよびHMVでは、770円(税込)で引ける「ウマ娘 シンデレラグレイ エンタメくじ」も展開中。景品にはぬいぐるみ、アクリルスタンド、ビジュアルタオルなどが並び、当たり枠には“リアルで使える高級感あるグッズ”が揃っている。ガチャ要素が好きなファンには、たまらないポイントだろう。
ここで注目したいのが、「選ばせない方式」=くじ引きのエモさだ。ファイルは選べるけれど、くじは“ウマ娘が選んでくれる”。この偶然性こそが、まさに育成ゲームの醍醐味と重なる。どの子が来てくれるか、何が出るかわからない…その瞬間のドキドキが、私たちをまたウマ娘の世界へと引き戻してくれるのだ。
要するに今回のローソンコラボは、「グッズを集める」だけでは終わらない。“体験型エンタメ”として空間、プリント、くじ、すべてが有機的に絡み合い、ファンの感情を総動員させてくる。この“現実のレース”に参加しなければ、もったいない。
シンデレラグレイ×ローソンから感じたこと
なぜこのコラボが心を打つのか、演出面から考察
『ウマ娘 シンデレラグレイ』とローソンとのコラボは、ただの販促キャンペーンでは終わらない──そう感じた理由は、演出のひとつひとつに“物語を感じさせる仕掛け”が散りばめられていたからだ。
たとえば、全7種のクリアファイルに描かれたキャラクターたちは、どれもただ「可愛い」だけでなく、それぞれの背景や想いが視線やポーズに込められていた。構図のとり方や背景の色使いまでが、彼女たちの「走りの記憶」を静かに物語っていたのだ。
こういう演出って、本当に大事だと思う。たった1枚のグッズが、ファンにとっては“感情を預けられる場所”になる。部屋に飾ったとき、それを見るたびにそのキャラの名レースやセリフ、あの時の鼓動がよみがえる──そんな密度のある体験が、今回のクリアファイルには詰まっていた。
そして、店頭装飾やフォトプリント、エンタメくじといった“多面的な展開”もまた巧妙だった。どれもバラバラに見えて、実はすべてが「ウマ娘たちの物語に触れるための導線」として機能していた。1枚のファイルをきっかけに店内を歩き、くじを引き、フォトカードをプリントする──その流れの中に、自然と“物語世界への没入”が仕込まれていたのである。
つまりこのコラボは、「ウマ娘の物語を、日常空間にどう展開するか?」という命題に、極めて戦略的かつ情緒的に応えていたと言える。コラボの範疇を超えて、これは一種の“物語体験装置”だった──そう思うのは、筆者だけではないはずだ。
“ファイル1枚”がくれた、小さな幸せと物語
最初はただ、「推しのファイルが欲しいな」くらいの軽い気持ちだった。だけど朝イチでコンビニに並び、他のファンと目を合わせ、ドキドキしながらレジに向かい、クリアファイルを受け取った瞬間──そこには想像以上の“熱”が宿っていた。
ファイルを手にした時の、あの感触。その光沢、その色、その笑顔。推しが「よく来たね」とでも言ってくれるかのような錯覚。これはただのグッズじゃない。“想い出の化身”だと思った。グッズとは、愛情を触れる形に変えたものなのだ。
そして思った。自分の中にまだ、こんなにも「物語に心を動かされる感性」があったんだと。アニメのシーンだけじゃない、こうして現実に滲み出してきた“余韻”に触れたとき、人はもう一度、その物語の住人になれる。
ウマ娘というコンテンツがくれるのは、ただの娯楽や感動だけじゃない。ふとした日常の中に忍び込んで、心のどこかに“走る衝動”を生み出してくれる。それはもしかすると、私たちの日常をもう少し、勇気あるものにしてくれる魔法なのかもしれない。
1枚のファイルに、ここまで語れるのか?と笑われるかもしれない。でも、語れるんです。ファンにとっては、その1枚が、たしかに“物語そのもの”だったから。
ウマ娘グッズ好きに贈る、次回キャンペーン予測
過去コラボとの比較と傾向予想
『ウマ娘』とローソンのコラボは、今回が初めてではない。過去にも何度か実施されてきた中で、今回の『シンデレラグレイ』キャンペーンは、その中でも一際完成度が高く、ファン心理に寄り添った構成になっていた。では、過去コラボと比べて、今回の企画はどこが違ったのか──そして、次はどんな展開が来るのか。
まず注目すべきは、選ばれたキャラクターの文脈性だ。これまではTVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』シリーズに登場する面々が中心だったが、今回は『シンデレラグレイ』というスピンオフにスポットを当て、より“物語の濃度”が高い構成になっていた。オグリキャップという“伝説の異端児”を軸に、作品ファンの解像度を上げる試みが随所に見られた。
また、過去のクリアファイルキャンペーンは「その場で引く形式」や「デフォルメ系絵柄」が多かったのに対し、今回は描き下ろしの等身ビジュアルを全面採用。これは、より“ビジュアルアート寄り”なアプローチで、グッズとしての価値を引き上げていた点でも異色だ。
こうした変化を踏まえると、今後のコラボでも“物語性重視”の方向性が強まる可能性は高い。たとえば次回、TVアニメSeason3で注目されたキタサンブラックやサトノダイヤモンドといった世代をテーマに展開されれば、それぞれの成長譚に紐づくデザインや店舗演出が期待される。
あるいは、ヤングジャンプ本誌との連携強化──たとえば『シンデレラグレイ』最新話との連動で、1話を再現したジオラマ付きグッズや、店舗ごとに異なる“エリア別ビジュアル”が導入される…そんな未来も、そう遠くないかもしれない。
「次の推しグッズ」はこう来る?あいざわ的未来予測
今後の展開でまず注目したいのは、「推しにリアルで会える体験型グッズ」の登場。今回の装飾店舗や等身大パネル設置が予想以上に好評だったことを踏まえると、次は“AR連動型フォトパネル”や“スマホ連動ボイス付きグッズ”といった、よりテクノロジーと融合した体験が登場する可能性が高い。
たとえば、ローソン店内で配布されるグッズにQRコードがついていて、スマホで読み込むと「ありがとう、今日も来てくれて!」と推しが声をかけてくれる──そんな“デジタル愛情設計”が今の技術なら十分実現可能だし、なによりファン心理をこれ以上なく満たしてくれる。
また、ファイル以外の実用品グッズにも注目したい。筆者が密かに期待しているのは「ウマ娘ボールペン」や「推しデザイン文庫本カバー」。シンプルだけど毎日使えて、気づかれずに“推し活”ができるアイテムは、社会人ファンにも絶大な人気を集めるだろう。
そして、より広い展開としては「地域限定店舗」や「ご当地ウマ娘グッズ」の導入も考えられる。たとえば、東北エリアではマチカネタンホイザ、西日本ではダイタクヘリオス&ヤエノムテキなど、地域ゆかりのキャラに焦点を当てた“ご当地ローソン装飾”なんて、想像するだけでワクワクしてくる。
最後に──ウマ娘グッズは、ただ集めるだけでなく“語りたくなる”のが特徴だ。今回のキャンペーンも、ファン同士がXで情報共有し、手に入れた喜びを写真で伝え合う光景が広がっていた。つまりグッズとは、モノ以上の価値がある。“物語を語り合える種”として、次回のキャンペーンにもきっとまた、私たちは走り出してしまうのだろう。
この記事のまとめ
🎬 いろんなジャンルの映像作品をもっと楽しみたいあなたへ【PR】
「アニメもドラマもバラエティも一つのサービスで楽しめたら…」
「いつでも好きなときに観られる配信サービスを探している…」
「テレビだけでなくスマホやタブレットでも手軽に観たい…」そんな方におすすめの映像配信サービスがあります。
話題作から最新エピソードまで、月額制で多数の映像コンテンツを見放題。
ご自宅でも、外出先でも、自由なスタイルで楽しめます。
- ローソン限定『ウマ娘 シンデレラグレイ』コラボは5月27日〜6月9日まで開催、全7種の描き下ろしファイルが登場
- 明治お菓子3点購入で1枚もらえる仕様、1会計で最大7枚まで可能
- 装飾店舗やローソンプリント・くじ企画など、多層的な“物語体験”が楽しめる
- 入手難易度は高めだが、情報収集と店舗戦略で推しのコンプも夢じゃない
- 次回はAR連動・ご当地展開など“リアル体験”重視のコラボが来る予感大!
コメント