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『猫と竜』登場人物まとめ|猫と竜を取り巻く主要キャラクターを紹介

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『猫と竜』の登場人物は、猫竜を中心に、森の猫、人間、王族まで“家族のような縁”でつながっていきます。

2026年7月からTVアニメが放送されている『猫と竜』。猫に育てられた一匹の竜と、魔法を使う猫たち、人間たちが少しずつ関係を結んでいく物語です。

登場人物が増えてくると、「この猫は誰だった?」「シロタエとガリーはどういう関係?」「クロバネとスタンのつながりは?」と、人物関係が気になってきますよね。

でも、この作品は単純な“主人公と仲間たち”という構造ではありません。森の猫、人間の町、王族、魔法学校と視点が移りながら、別々だった人生が静かに重なっていく。

ここが『猫と竜』のすごく好きなところです。

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今回は『猫と竜』の主要な登場人物を、アニメでのキャストとともに整理し、それぞれが物語の中でどんな役割を持っているのかまで掘り下げて紹介します。


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  1. 『猫と竜』登場人物一覧|主要キャラクターと声優を整理
  2. 『猫と竜』の中心人物は?猫竜とママにゃんの関係
    1. 猫竜(CV:子安武人)|猫として生きる赤い羽の竜
    2. ママにゃん(CV:井上喜久子)|猫竜を育てた肝っ玉母猫
  3. 『猫と竜』森の猫たちはどんな登場人物?シロタエ・クロバネ・チークロ・クロタマ
    1. シロタエ(CV:和泉風花)|自分の縄張りを夢見る白猫
    2. クロバネ(CV:速水奨)|やがて英雄視される力のある黒猫
    3. チークロ(CV:河瀬茉希)|好奇心旺盛なクロバネの兄弟猫
    4. クロタマ(CV:徳留慎乃佑)|猫一倍の度胸と行動力を持つ猫
  4. 『猫と竜』人間側の登場人物は?ガリー・アンネロッサ・スタンを解説
    1. ガリー(CV:種﨑敦美)|シロタエと友だちになる孤児院育ちの少女
    2. アンネロッサ(CV:安済知佳)|ママにゃんと使い魔契約を結ぶ少女
    3. スタン(CV:榎木淳弥)|クロバネと育った冒険好きの王子
  5. 「アニメじゃ描ききれなかった“真実”を知りたくないですか?」
    1. 📚 ブックライブがファンに選ばれる理由
  6. 『猫と竜』ハイブチや王族など周辺の登場人物も紹介
    1. ハイブチ(CV:杉山紀彰)|人間観察が趣味のおせっかい猫
    2. 葉猫(CV:芹澤優)
    3. 王子(CV:小市眞琴)・国王(CV:一条和矢)
    4. グレーターデーモン・四代目モシャモシャ・ミケミケたち
  7. 『猫と竜』登場人物の関係性から見える作品の魅力とは?
    1. 猫竜は主人公というより「関係が生まれる場所」
    2. 「猫に育てられた竜」という設定が次世代へ連鎖していく
    3. アニメだけでなく原作で登場人物を追う面白さ
  8. 『猫と竜』登場人物を知ると「家族」の意味が変わって見える
  9. よくある質問
    1. 『猫と竜』の主人公は誰ですか?
    2. 猫竜を育てた猫は誰ですか?
    3. シロタエとガリーはどんな関係ですか?

『猫と竜』登場人物一覧|主要キャラクターと声優を整理

『猫と竜』の登場人物は、猫竜を中心とした森の猫たちだけではありません。旅先で出会う人間や王族など、物語が広がるにつれて多彩なキャラクターが登場します。

アニメで発表されている主なキャラクターとキャストを整理すると、次の通りです。

登場人物 声優 主な立場・特徴
猫竜 子安武人 猫に育てられた火吹き竜
ママにゃん 井上喜久子 猫竜を育てた母猫
シロタエ 和泉風花 縄張りを求め旅に出る白猫
クロバネ 速水奨 森で暮らす力のある黒猫
ハイブチ 杉山紀彰 城下町に暮らす猫
チークロ 河瀬茉希 クロバネの兄弟猫
クロタマ 徳留慎乃佑 度胸と行動力のある兄弟猫
ガリー 種﨑敦美 孤児院で育った人間の少女
アンネロッサ 安済知佳 魔法学校に通う少女
スタン 榎木淳弥 猫と竜が暮らす国の王子
葉猫 芹澤優 猫側の登場人物
王子 小市眞琴 王族側の登場人物
国王 一条和矢 国を治める人物
グレーターデーモン 田所陽向 人ならざる存在
四代目モシャモシャ 上田燿司 物語に登場する猫
ミケミケ 白砂沙帆 猫の登場人物
モナルカ(黒) 花江夏樹 物語に関わる登場人物
ポムポラ 麻生智久 物語に関わる登場人物

こうして並べると、かなり人数が多いですよね。

しかし、最初から全員を覚える必要はありません。まず押さえておきたいのは、猫竜とママにゃんを物語の中心に置き、そこから猫たちと人間たちへ関係が枝分かれしていくという構造です。

『猫と竜』はオムニバス形式で描かれる作品でもあるため、その時々で物語の中心になる登場人物が変化します。

だからこそ、「誰が主人公なの?」と考えるよりも、「今回は誰の人生に猫竜たちが触れるのだろう」と見る方が、作品の魅力をつかみやすいと私は感じています。



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『猫と竜』の中心人物は?猫竜とママにゃんの関係

物語の根にいるのが、猫竜とママにゃんです。

この二人、いや一匹と一頭の関係を理解すると、『猫と竜』という作品そのものが一気に見えやすくなります。

猫竜(CV:子安武人)|猫として生きる赤い羽の竜

猫竜は、深い森の奥で暮らしている赤い羽を持つ火吹き竜です。

生まれる前に実の親を失い、一匹の母猫によって育てられました。そのため姿は巨大な竜でありながら、自分自身は森の猫たちと同じ共同体の一員として生きています。

人間から見れば、空を飛び、火を吐く竜です。

けれど猫たちからすると、感覚がまるで違う。

森の猫たちにとって猫竜は恐ろしい怪物ではなく、少し変わった大きな仲間。子猫たちは彼を「羽のおじちゃん」と呼んで慕います。

ここが本作の世界観を象徴しています。

同じ存在でも、どこから見るかによって意味はまるで変わる。

人間からは畏怖を込めて「猫竜」と呼ばれる存在が、猫たちの世界では家族のおじちゃんなんですよね。

しかも猫竜は、育ててもらった恩を返すように森の猫たちへ寄り添い、その生活を静かに見守っています。

強大な力を持つキャラクターなのに、物語上の役割は「支配者」ではなく「見守る者」。

私はここに『猫と竜』らしさが凝縮されているように感じます。

強いから前に出るのではなく、強いからこそ待てる。守れる。子猫たち自身が考え、歩き出すのを少し離れた場所から眺めている。

猫竜を単純な“優しいドラゴン”として見るだけでは、ちょっともったいないんです。

なお、猫竜は「とある理由」で極度の人間嫌いであることも公式のキャラクター紹介で示されています。

人間との距離感が、森の猫たちに向ける穏やかな態度とは大きく違う。この落差も、猫竜という人物を理解するうえで見逃せません。

ママにゃん(CV:井上喜久子)|猫竜を育てた肝っ玉母猫

ママにゃんは、深い森の奥で子育てをしている熟練の母猫です。

子どもたちからは「お母ちゃん」と呼ばれており、偶然出会った猫竜を自分の子どもとして育てました。

普通に考えたら、竜ですよ。

火を吹くし、翼まである。

それでもママにゃんにとって重要なのは「この子は竜なのか」ではなく、「目の前に育てるべき子がいる」ということだったのでしょう。

しかもママにゃんには、過去に魔獣の子を育てた経験もあります。

この情報だけでも、彼女の母性が血縁や種族といった境界を軽々と越えていることが分かります。

『猫と竜』における家族は、“同じ種族だから家族になる”という考え方ではありません。

一緒に生きた時間、守った記憶、育ててもらった恩。

そうしたものが積み重なって、いつの間にか家族になっている。

猫竜が後に森の猫たちを見守る存在となったことを考えれば、ママにゃんから受け取ったものは、猫竜の生き方そのものへ受け継がれていると私は考えています。

親から子へ受け継がれるのが血だけではなく、「誰かを守る方法」でもある。

この作品、柔らかい見た目をしているのに、ときどき人生の深いところへ爪を立ててくるんですよね。

※画像はAIによるイメージ


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『猫と竜』森の猫たちはどんな登場人物?シロタエ・クロバネ・チークロ・クロタマ

『猫と竜』では、森で暮らす猫たち一匹一匹に個性があります。

公式イントロダクションで表現されているように、その生き方はまさに「十猫十色」。

猫竜がすべてを解決するのではなく、猫たち自身が外の世界へ踏み出していくことも重要です。

シロタエ(CV:和泉風花)|自分の縄張りを夢見る白猫

シロタエは、自分だけの縄張りを持つことを夢見ている猫です。

狩りが得意で、魔法の扱いにも長けています。

森の中だけで暮らすのではなく、自ら旅へ出て、その先で人間の少女ガリーと出会います。

そして二人は友だちになる。

ここは『猫と竜』という作品を見るうえで、かなり大きな意味を持つ関係だと思います。

なぜなら、猫竜には人間を強く嫌う事情がある一方で、その次の世代ともいえるシロタエは、人間と実際に出会って関係を築いていくからです。

「猫と人間は分かり合えるのか」というテーマを、シロタエとガリーは頭で議論するのではなく、一緒に過ごすことで答えていきます。

世界に対する認識は、誰かから聞いた話だけで決まるわけではない。

自分の足で外へ出て、自分の目で相手を見ることで変わる。

シロタエの旅には、そんな小さな独立の物語も重なっているように感じます。

クロバネ(CV:速水奨)|やがて英雄視される力のある黒猫

クロバネは、深い森の奥で暮らす力のある黒猫です。

兄弟たちへクマを狩る計画を持ちかけ、その後、猫たちから英雄のように見られる存在になっていきます。

猫なのにクマを狩る。

字面だけ見ると、とんでもない話です。

しかし『猫と竜』の面白いところは、この勇敢さを単純な武勇伝だけで終わらせないところでしょう。

クロバネは後に王子スタンとも深い縁を持ちます。

森の猫だった存在が人間社会の王族とつながることで、猫たちの小さな世界と人間の大きな社会が自然につながっていく。

つまりクロバネは、猫側の英雄であると同時に、猫と人間の物語を接続する重要な登場人物でもあります。

チークロ(CV:河瀬茉希)|好奇心旺盛なクロバネの兄弟猫

チークロは、クロバネと同じく深い森で暮らしている兄弟猫です。

クロバネたちとともにクマを狩る計画へ参加し、性格は好奇心旺盛。

『猫と竜』では、この「好奇心」がかなり重要な力として描かれているように感じます。

未知のものを怖がるだけなら、森の中から世界は広がりません。

でも猫たちは気になると近づく。

覗く。

そして、ときには飛び込んでしまう。

猫らしい性質そのものが、物語を次の場所へ運んでいく推進力になっています。

クロタマ(CV:徳留慎乃佑)|猫一倍の度胸と行動力を持つ猫

クロタマもクロバネの兄弟猫で、クマ狩りの計画に加わります。

公式紹介では、猫一倍の度胸と行動力を持つ存在として説明されています。

チークロが好奇心なら、クロタマは「実際に動く力」。

クロバネ一匹だけではなく、性格の違う兄弟たちが一緒に行動することで、森の猫社会そのものにも厚みが生まれています。

こういう脇役までちゃんと違う性格を持っているから、『猫と竜』の森は背景ではなく「誰かが暮らしている場所」に見えるんですよね。


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『猫と竜』人間側の登場人物は?ガリー・アンネロッサ・スタンを解説

『猫と竜』を「猫とドラゴンだけの物語」だと思って見始めると、人間側の登場人物の重要さに驚くかもしれません。

物語が進むにつれて、猫と人間の出会いが増え、それぞれの価値観に変化をもたらしていきます。

その代表がガリー、アンネロッサ、スタンです。

ガリー(CV:種﨑敦美)|シロタエと友だちになる孤児院育ちの少女

ガリーは孤児院で育った、おてんばな人間の少女です。

快活で面倒見がよく、孤児院の子どもたちからも慕われています。

旅をしていたシロタエと出会い、二人は友だちになります。

ここで私が面白いと思うのは、「猫と人間」という大きなテーマを背負った出会いなのに、二人の関係は大げさな外交交渉から始まらないことです。

一匹と一人が出会って、相手を知る。

たったそれだけ。

でも、本当に異なる者同士が共存する社会って、案外こういうところから始まるんじゃないでしょうか。

猫竜が人間へ抱えている複雑な感情があるからこそ、シロタエとガリーの友情はより印象的です。

古い傷を直接治すのではなく、その次の出会いが少しずつ世界の形を変えていく。

その構造がとても優しいんです。

アンネロッサ(CV:安済知佳)|ママにゃんと使い魔契約を結ぶ少女

アンネロッサは魔法学校へ通う少女です。

内向的で、自分に自信を持てない性格をしています。

そんな彼女が、ある日ママにゃんと使い魔契約を結ぶことになります。

この組み合わせがまた面白い。

猫竜を育て、過去には魔獣の子まで育てた肝っ玉母猫と、自信を持てずにいる少女。

ママにゃんが誰かの可能性を種族や肩書で判断しないキャラクターだと考えると、アンネロッサとの出会いにも大きな意味が見えてきます。

自信がないとき、人は「自分が変わらなければ認めてもらえない」と考えがちです。

でも『猫と竜』では、誰かとの出会いによって「今の自分でも居場所がある」と気づかされることがある。

私はアンネロッサ周辺の物語を見るとき、派手な魔法そのものより、彼女自身の視線や心の距離がどう変わっていくのかに注目したくなります。

スタン(CV:榎木淳弥)|クロバネと育った冒険好きの王子

スタンは、猫と竜が暮らしている国の王子です。

好奇心旺盛で、冒険者に強い憧れを抱いています。

そして重要なのが、赤ん坊の頃からクロバネと一緒に過ごしているという関係です。

王子と黒猫。

肩書だけ見ればまったく別の世界に属する二人ですが、幼い頃から一緒なら、本人たちにとってはそれが普通なんですよね。

ここにも『猫と竜』の価値観がよく表れています。

大人は相手を「猫」「人間」「竜」「王族」と分類します。

でも子どもや猫にとっては、先に出会いがある。

「何者なのか」よりも先に、「いつもそこにいた誰か」になる。

猫竜とママにゃんの関係にも通じます。

種族や身分より、共に過ごした時間の方が人と人……いや、人と猫、猫と竜の距離を決めていく。

この反復が、作品全体を一本の糸で結んでいるように思います。

※画像はAIによるイメージ

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『猫と竜』ハイブチや王族など周辺の登場人物も紹介

主要キャラクター以外にも、『猫と竜』には世界の広がりを感じさせる登場人物がいます。

とくに城下町や王族側の人物が加わることで、「森の中だけの昔話」だった世界が、次第に一つの国全体へ広がっていきます。

ハイブチ(CV:杉山紀彰)|人間観察が趣味のおせっかい猫

ハイブチは城下町で暮らしている猫です。

性格はおせっかいで、趣味は人間観察。

この設定、ものすごく『猫と竜』らしいと思います。

通常のファンタジー作品なら「人間が猫を観察する」ことの方が多いはず。

ところが本作では、猫が人間社会を眺めています。

つまり物語の基準点が人間ではないんです。

人間もまた、猫たちから見れば不思議な生き物の一種。

視点をひっくり返すだけで、普段なら当たり前に見える人間社会が少し奇妙に見えてくる。

ハイブチはその意味で、作品独特のユーモアを担う登場人物でもあるでしょう。

葉猫(CV:芹澤優)

葉猫役は芹澤優さんが担当します。

今回の参考情報では詳細な人物紹介までは示されていませんが、アニメの正式なキャストとして発表されているキャラクターです。

情報が限定されている人物について、性格や背景を推測で断定することは避けたいところ。

『猫と竜』は登場人物ごとに独立した物語が広がっていく作品なので、登場した際にどの人物や猫との縁が描かれるのかを確認したいキャラクターです。

王子(CV:小市眞琴)・国王(CV:一条和矢)

スタンとは別に、「王子」役として小市眞琴さん、「国王」役として一条和矢さんもキャストに名を連ねています。

こちらも提供されているキャラクター情報だけでは詳しい人物像まで明記されていないため、関係性を必要以上に決めつけることはできません。

ただ、王族側の人物まで登場することは、『猫と竜』の世界が森の中から城下町、さらに国という単位へ広がっていくことを示しています。

猫たちの日常と王族の物語が同じ世界で地続きになっている。

このスケール感の変化も、本作の魅力です。

グレーターデーモン・四代目モシャモシャ・ミケミケたち

アニメではさらに、グレーターデーモンを田所陽向さん、四代目モシャモシャを上田燿司さん、ミケミケを白砂沙帆さんが演じます。

モナルカ(黒)は花江夏樹さん、ポムポラは麻生智久さんです。

公式サイトのキャスト一覧に名前が掲載されている一方、今回の資料だけでは全員について詳細な性格や物語上の役割までは示されていません。

そのため、ここでは未確認の設定を付け足さず、「今後物語を広げていく登場人物」として押さえておくのが安全でしょう。

とくにミケミケは、『猫と竜 ミケミケのねこねこギルド』というスピンオフコミックも展開されています。

2026年5月には同作のコミック第1巻も発売されており、本編から派生したキャラクターの世界まで広がっている点は、『猫と竜』の登場人物を追ううえで興味深いところです。


『猫と竜』登場人物の関係性から見える作品の魅力とは?

『猫と竜』の登場人物を一人ずつ整理していくと、ある共通点が見えてきます。

それは、ほとんどの重要な関係が「本来なら一緒にいるはずがない者同士」から始まっていることです。

竜と母猫。

白猫と人間の少女。

黒猫と王子。

母猫と魔法学校の少女。

種族も身分も生きてきた環境も違います。

それでも出会って、一緒に時間を過ごし、いつの間にか相手が大切な存在になっている。

私はここが『猫と竜』の核心ではないかと考えています。

猫竜は主人公というより「関係が生まれる場所」

通常のファンタジーなら、竜ほど強い存在が登場すれば、その竜を中心に大事件が起きるでしょう。

しかし猫竜は少し違います。

自分の強さを証明するために冒険するのではなく、猫たちの暮らしを見守っている。

物語の主役を奪わないんです。

シロタエが旅へ出ればシロタエの物語になる。

クロバネが動けばクロバネの物語になる。

ガリーやアンネロッサといった人間が登場すれば、彼女たち自身の悩みや成長が前景化する。

猫竜は巨大なのに、物語の中では一歩引ける。

個人的には、この絶妙な距離感こそ猫竜というキャラクターの最大の魅力だと思っています。

「猫に育てられた竜」という設定が次世代へ連鎖していく

もう一つ注目したいのが、ママにゃんから猫竜へ渡されたものが、その後の関係性へ連鎖している点です。

ママにゃんは竜である猫竜を育てました。

猫竜はその恩を返すように、森の猫たちを見守ります。

そして森で育った猫たちは外へ出て、人間と出会う。

シロタエはガリーと友だちになり、クロバネはスタンと深い関係を築く。

「違う者を受け入れる」という行為が、一代限りで終わっていないんですよね。

誰かに受け入れられた存在が、今度は別の誰かを受け入れる側になる。

ママにゃんが猫竜を拾わなければ、その先にある関係も今とは違っていたかもしれない。

そう考えると、この作品の壮大さは王国や魔法ではなく、一匹の母猫が差し出した小さな優しさから始まっているように思えます。

アニメだけでなく原作で登場人物を追う面白さ

『猫と竜』はアマラさんによる小説を原作とし、キャラクター原案を大熊まいさん、コミカライズを佐々木泉さんが担当しています。

TVアニメは2026年7月4日からTOKYO MXなどで放送され、OLMがアニメーション制作を担当。さらにdアニメストアとABEMAでは6月27日から地上波より1週間早い先行配信が行われました。

原作シリーズは累計140万部を突破しており、小説だけでなくコミック、スピンオフまで世界が広がっています。

公式サイトによれば、コミック本編は第13巻まで刊行され、スピンオフ『猫と竜 ミケミケのねこねこギルド』も展開されています。

アニメはオムニバス形式なので、映像ではそれぞれの出会いがテンポよくつながっていきます。

一方で、登場人物の心情をより細かく追いたい人にとっては、文章や漫画として読むことで印象が変わる場面もあるでしょう。

とくに『猫と竜』のように「言わなかったこと」「相手を見守る時間」が重要な作品は、派手な出来事だけ追っても魅力を取り切れません。

猫竜はなぜ口を出さなかったのか。

ママにゃんは相手をどう見ているのか。

シロタエやガリーは、一緒に過ごす中でどんな距離を縮めているのか。

そういう“事件にならない感情”を拾い始めると、登場人物の見え方が変わってきます。

アニメで好きになったキャラクターができたら、その人物が描かれる原作を改めてたどってみる。

すると「あの場面、こういう気持ちだったのかもしれない」と、映像を見返したときの解像度まで上がっていくはずです。



『猫と竜』登場人物を知ると「家族」の意味が変わって見える

『猫と竜』には、猫竜、ママにゃん、シロタエ、クロバネ、ガリー、アンネロッサ、スタンをはじめ、多くの登場人物がいます。

しかし人数の多さ以上に重要なのは、その間に生まれる関係です。

猫竜は実の親ではないママにゃんに育てられました。

シロタエは旅の先で人間のガリーと友だちになります。

クロバネは王子スタンと幼い頃から時間を共にしています。

アンネロッサはママにゃんとの使い魔契約によって新しい縁を結びます。

ここまで見てくると、『猫と竜』における「家族」や「仲間」は血筋だけでは説明できません。

出会ったあと、相手とどう生きたか。

結局、この作品が何度も描いているのはそこなのだと思います。

筆者としては、猫竜が強い竜であること以上に、「育てられた記憶を持つ竜」であることが重要だと感じています。

誰かに守られた記憶があるから、今度は自分が見守る側になれる。

その猫竜を見ながら育った猫たちは、さらに森の外で新しい誰かと出会う。

一本の優しさが枝分かれして世界中へ伸びていくような構造なんです。

だから登場人物を覚えるときも、「名前と声優」だけで暗記しなくていい。

ママにゃんから猫竜へ。

猫竜から森の猫たちへ。

シロタエからガリーへ。

クロバネからスタンへ。

そんなふうに“誰と誰が出会ったのか”を線で結んでいくと、『猫と竜』という作品の温度まで見えてきます。

そしてたぶん、その線はこれからも増えていく。

新しい猫が現れる。

新しい人間と出会う。

最初は赤の他人だった存在が、いつの間にか帰る場所の一部になっている。

『猫と竜』を見ていると、「家族って何だろう」と大げさに問いかけられるわけではないのに、気づけばこちらが考えてしまいます。

猫と竜なのに。

いや、猫と竜だからこそなのかもしれません。



よくある質問

『猫と竜』の主人公は誰ですか?

物語の中心となる存在は、子安武人さんが演じる猫竜です。実親を失った後にママにゃんから育てられ、現在は深い森で猫たちを見守りながら暮らしています。

ただし『猫と竜』はオムニバス形式で、シロタエやクロバネ、人間側のガリーやスタンなど、それぞれの登場人物が物語の中心になるエピソードも描かれます。

猫竜を育てた猫は誰ですか?

猫竜を育てたのは、井上喜久子さんが演じるママにゃんです。

深い森で子育てをする熟練の母猫で、偶然出会った猫竜を自分の子どもとして育てました。過去には魔獣の子を育てた経験もある、非常に肝の据わった母猫です。

シロタエとガリーはどんな関係ですか?

シロタエは自分の縄張りを求めて旅に出た猫で、その旅先で孤児院育ちの人間の少女ガリーと出会います。

種族の異なる二人ですが、やがて友だちになります。猫と人間の距離が少しずつ変化していく『猫と竜』の世界観を象徴する関係の一つです。

『猫と竜』の登場人物は、単独で見るよりも「誰と出会い、何を受け取ったのか」を追うことで魅力が深まります。猫竜とママにゃんから始まった種族を越えた家族の物語が、シロタエ、クロバネ、ガリー、アンネロッサ、スタンたちへどうつながっていくのか。その縁こそが、本作を温かく、少し切ない物語にしているのでしょう。

筆者:相沢 透(あいざわ・とおる)

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