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サムライトルーパーのフィギュア・玩具を振り返る|タカラ・FAガール・五勇士コレクターズボックスまで

歴代サムライトルーパー玩具を思わせる五色の鎧武者フィギュアが並ぶコレクション風景 サムライトルーパー
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サムライトルーパーの玩具史は、タカラの「超弾動」からアーマープラス、童友社の五勇士セット、そして現在のトイライズへと形を変えながら続いています。

一方、「サムライトルーパー FAガール」で見つかる「FA鎧伝ガール」は、確認できる範囲では公式の商品シリーズではなく、フレームアームズ・ガールを題材にしたファン作品です。この違いも含めて、フィギュアと玩具の流れを整理していきます。


サムライトルーパーとタカラの玩具はどこから始まった?

『鎧伝サムライトルーパー』は1988年4月30日から1989年3月4日まで放送された全39話のテレビアニメです。

烈火のリョウ、天空のトウマ、光輪のセイジ、水滸のシン、金剛のシュウという5人の少年が、それぞれ異なるヨロイギアをまとって戦う物語でした。

フィギュア好きの目で見ると、この設定は本当に恐ろしいほど「玩具になる」構造をしています。

素体となる少年がいて、その上から色も形も異なる鎧を着せる。武器を持たせる。そして5人を並べれば、それだけで画面が完成する。

放送当時にタカラが展開した代表的な玩具が「超弾動シリーズ」です。中古玩具資料では、烈火、光輪、金剛、水滸、天空に加え、輝煌帝烈火、アラゴ、白炎王などの商品が確認されています。

特徴的だったのは、単に鎧を着せるだけではなく、内部のスプリングを利用してパンチやキックのようなアクションを楽しませる構造でした。

つまり、現在の目で見る「精密な可動フィギュア」とは発想の出発点が少し違います。

キャラクターそのものを完全再現するより、手に持って動かし、戦わせる玩具だった。

ここを忘れると、昔のサムライトルーパー玩具を現在のフィギュア基準だけで評価してしまいます。

しかも現在のタカラトミーによるインタビューでは、当時の玩具について、5人の身長をそろえたり、アンダーギアを共通化したりする必要があったことまで語られています。

……この話、かなり重要なんですよね。

アニメの中では性格も体格の印象も違う5人なのに、商品に落とし込む段階では「共通する身体」を要求される。

サムライトルーパーという作品が最初から抱えていた、「5人は同じ戦士なのか、それとも全く違う5人なのか」という面白さが、玩具の設計そのものにも現れていたように見えます。



サムライトルーパーのフィギュアレビューで評価が分かれたアーマープラス

時代が進むと、サムライトルーパーは「子どもが動かして遊ぶ玩具」だけではなく、大人が造形や可動を楽しむコレクター向けフィギュアとして再び立体化されます。

代表的なのがバンダイの「アーマープラス」です。

公式の商品一覧では、2009年10月31日に「烈火のリョウ」が発売され、その後「水滸のシン」が2012年5月、「金剛のシュウ」が2013年4月に展開されています。さらに後年にはSPECIAL COLOR EDITIONや烈火のリョウのRENEWAL EDITIONも登場しました。

中でも金剛のシュウは、全高約155mm。ABS、PVC、ダイキャスト製で、金剛杖は形態別に3種類が付属しました。

アンダーギア状態のフィギュアにヨロイギアを装着でき、武装状態でも可動させられる設計です。

この「素体に鎧を着せる」構造こそ、サムライトルーパーの立体物では外せない部分でしょう。

鎧姿だけを造形すれば、格好いいフィギュアは作れる。

けれど、それでは「武装」という瞬間が消えてしまう。

素顔の少年がいて、鎧をまとうことでサムライトルーパーになる。その変化まで手元で再現して初めて、この作品の玩具らしくなるのだと思います。

※画像はAIによるイメージ

ただし、実際のフィギュアレビューを見ると、評価は一枚岩ではありません。

元ネタとなった「アーマープラス 金剛のシュウ」の個人レビューでは、造形については一定の評価をしながら、一部の塗装の粗さを指摘しています。

さらに、その個体では後に股関節部分が破損し、レビュー撮影自体が途中で終了しています。

ここは慎重に読む必要があります。

一個人の所有品で生じた破損を、そのままシリーズ全体の欠陥だと一般化することはできません。一方で、古い可動フィギュアを中古で探している人にとって、関節や素材の経年状態を確認する重要性を示す実例ではあります。

サムライトルーパーのフィギュアレビューを探すときは、顔が似ているか、鎧が美しいかだけでなく、関節・鎧の着脱部・武器保持・塗装状態まで確認したほうがよいでしょう。



鎧伝サムライトルーパー 五勇士コレクターズボックスとは?

5人を一度に並べたい人にとって分かりやすい存在が、童友社の「1:12 鎧伝 サムライトルーパー 五勇士 コレクターズボックス」です。

童友社の公式情報によると、これは作品30周年を受けて展開されたセットで、2019年に烈火・光輪・天空・金剛・水滸の5体をまとめたコンプリートセットとして登場しました。

公式掲載の仕様は次の通りです。

  • 商品名:1:12 鎧伝 サムライトルーパー 五勇士 コレクターズボックス
  • スケール:1/12
  • 収録:烈火・光輪・天空・金剛・水滸の5体
  • 箱サイズ:165×257×263mm
  • 公式掲載価格:9,680円(税込)
  • JAN:4975406501672

価格や現在の流通状況については変動するため、入手を考える場合は販売店などの最新情報を確認する必要があります。

そして、この商品で僕が面白いと思うのは「5人セット」であることです。

当たり前に見えるでしょう。

でもサムライトルーパーって、烈火のリョウ一人だけを豪華に作れば完成する作品ではないんですよ。

「仁・義・礼・智・信」という異なる心を持った5人がそろって初めて、作品の輪郭が見えてくる。

五勇士を一箱にまとめるという商品形式そのものが、作品構造と非常に相性がいいんです。

一人を飾るフィギュアというより、五色の鎧が同じ場所に立った瞬間に完成する景色を買う。

コレクターズボックスという言葉が、これほど似合う作品も珍しい気がします。


「サムライトルーパー FAガール」は公式フィギュアなのか?

「サムライトルーパー FAガール」と検索している人には、ここはかなり重要です。

今回確認できた「FA鎧伝ガール」は、コトブキヤなどから販売された『鎧伝サムライトルーパー』公式フレームアームズ・ガール商品ではありません。

元ネタにあるのはpixivで公開されている二次創作シリーズです。

作品ページでは「フレームアームズ・ガール(FA)、鎧伝サムライトルーパーVerのお話」と説明されており、2021年12月19日の第1話「驚動天地」から、2025年8月3日更新の第7話「Pilgrim」まで掲載されています。

シリーズ全体では7話、262,136文字と表示されており、かなり大規模なファン創作になっています。

つまり、検索で「FA鎧伝ガール」という名前を見かけても、少なくとも今回確認した資料上では、市販された公式FAガール版サムライトルーパーと混同しないほうがよいということです。

ここは玩具情報を探している人ほど引っかかりやすい部分でしょう。

とはいえ、「なぜサムライトルーパーとFAガールを組み合わせたくなるのか」は分かる気がします。

素体があって、外装を装着し、組み替える。

サムライトルーパーのヨロイギアも、フレームアームズ・ガールという遊びも、「身体と装備を分離して考える」文化と非常に相性がいい。

公式商品ではなくても、この発想がファン創作として自然発生すること自体が、サムライトルーパーというデザインの強さを証明しているように僕には思えます。


タカラからトイライズへ、サムライトルーパー玩具はどう進化した?

そして2026年、サムライトルーパーとタカラの関係を振り返るうえで無視できない商品が登場しました。

タカラトミーのT-SPARK「TOYRISE」から発売された『鎧真伝サムライトルーパー』の「灼熱のガイ」です。

公式情報では全高約15cmのアクションフィギュアで、2026年8月30日から順次発送。公式通販掲載価格は9,900円(税込)です。対象年齢は15歳以上とされています。価格や在庫は変動する可能性があるため、最新状況は公式情報の確認が必要です。

2本の灼熱剣と鞘が付属し、剣は実際に納刀可能。

胸部には肩の引き出し機構があり、頭部パーツの差し替えによってヨロイギアを外したアンダーギア状態も再現できます。

そして何より興味深いのが、ヨロイギアをTOYRISE共通規格のジョイントで接続していることです。

※画像はAIによるイメージ

ここで、約40年前の話と一本の線がつながります。

旧作当時の玩具では、5人の身長やアンダーギアを共通化するという商品上の制約があった。

新しいTOYRISEでは、今度は共通ジョイントを「制約」ではなく「カスタムできる遊び」に変えている。

これ、ものすごく綺麗な進化だと思うんです。

昔は「同じ規格に合わせなければ商品にできない」。

今は「同じ規格だからこそ、商品同士を組み替えて遊べる」。

共通規格という同じ言葉が、40年近い時間を経て弱点から武器へ反転しているように見える。


サムライトルーパーの玩具史から見える「鎧」の本当の意味を考察

ネットでは、昔のタカラ玩具は造形や可動が古く、現在のフィギュアは精密になった――という「技術の進歩」の話として語られがちです。

もちろん、それ自体は間違っていません。

でも僕は、サムライトルーパーの玩具史をそれだけで片付けるのは少し惜しいと思っています。

注目したいのは、ずっと「身体」と「鎧」が分離され続けていることです。

超弾動。

アーマープラス。

五勇士をまとめたコレクターズボックス。

そしてアンダーギアとヨロイギアの双方を意識したTOYRISE。

商品形式はまるで違うのに、遊びの中心には何度も「鎧をまとわせる」という発想が戻ってきます。

さらにミクロな事実を見ると、現在の公式インタビューで語られた「旧作では5人の身長を同じにする必要があり、アンダーギアも共通だった」という証言が妙に引っかかります。

単なる生産都合に見えます。

でも、ここから一つ仮説を立てることができます。

サムライトルーパーという作品の立体物において、「個性」は最初から身体そのものよりも、身体に重ねるヨロイギアによって表現されてきたのではないか。

同じような身体に、烈火、天空、水滸、光輪、金剛という異なる鎧を重ねる。

すると一瞬で「誰なのか」が分かる。

色だけではありません。

武器、シルエット、兜、肩、胸部。

鎧が人格の輪郭そのものになっている。

だとすると、サムライトルーパーの玩具が何十年たっても「素体+鎧」という構造に帰ってくる理由も理解できます。

鎧は単なる衣装ではない。

彼らが何者なのかを外側に露出させた、もう一つの身体なんじゃないか。

そして、その視点から見ると「五勇士コレクターズボックス」が5人をまとめている意味も変わります。

五色の鎧は単独では完全ではない。

仁・義・礼・智・信という異なるものが並んだとき、初めて「サムライトルーパー」という集合体になる。

一人の最強戦士ではなく、異なる5人がそろうことで力になる。

作品そのものが描いていた構造を、玩具棚の上でも再現できるんですよ。

……こういうことに気づくと、ただ昔の商品を並べて「懐かしい」で終われなくなる。

40年近く形を変えながら、それでも商品設計の中心から「鎧をまとう」という行為だけは消えていない。

それこそが、サムライトルーパーという作品の立体化が今も続く理由の一つではないでしょうか。



まとめ|サムライトルーパーのフィギュアは時代ごとの遊び方を映している

『鎧伝サムライトルーパー』の玩具は、1988年のテレビ放送当時に展開されたタカラの超弾動シリーズから、大人向け可動フィギュアのアーマープラス、童友社の「五勇士コレクターズボックス」、そして2026年のTOYRISE「灼熱のガイ」へと受け継がれてきました。

その一方で「サムライトルーパー FAガール」として知られる「FA鎧伝ガール」は、今回確認した資料では公式市販フィギュアではなく、フレームアームズ・ガールを組み合わせたファン創作です。

技術も価格も対象年齢も違います。

それでも一貫しているのは、人が鎧をまとうことで別の姿になるという遊びです。

タカラ時代の共通アンダーギアが、現在はTOYRISEの共通ジョイントへ。

昔は商品化のための制約だった「共通性」が、現在はカスタムという遊びへ変わっている。

サムライトルーパーのフィギュアを振り返ると、単なる造形技術の進化以上に、この作品が「鎧」という発明をどれだけ強い玩具文法として持っていたのかが見えてきます。



よくある質問

サムライトルーパーの当時の玩具メーカーはタカラですか?

代表的な当時玩具として、タカラの「超弾動シリーズ」が展開されていました。烈火、光輪、金剛、水滸、天空の五勇士をはじめ、輝煌帝烈火など複数の商品が確認されています。

鎧伝サムライトルーパー 五勇士コレクターズボックスには誰が入っていますか?

童友社の1/12「五勇士コレクターズボックス」には、烈火・光輪・天空・金剛・水滸の5体が収録されています。公式掲載価格は9,680円(税込)です。

サムライトルーパーのFAガールは公式商品ですか?

今回確認できた「FA鎧伝ガール」はpixivで公開されているファン作品です。提供資料および確認できた公式商品情報の範囲では、『鎧伝サムライトルーパー』とフレームアームズ・ガールの公式市販コラボ商品としては確認できませんでした。

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