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『らんま1/2』キスシーンはある?乱馬とあかねの恋愛の進展を振り返る

夕暮れの学校の廊下で向かい合う黒髪の少年とショートヘアの少女、互いに照れながら視線をそらす青春ラブコメ風のオリジナルイラスト らんま1/2
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『らんま1/2』には乱馬とあかねのキスシーンがあります。ただし、原作でも新作アニメでも、二人が素直な恋人として交わすキスとは少し違います。

2025年放送の新作アニメ第13話では、乱馬が猫拳状態であかねにキスをする場面が描かれ、第14話ではその記憶がない乱馬の戸惑いが描かれました。さらに第22話には、二人の恋心が浮かび上がる演劇中のキスシーンも登場します。

あれほど強い乱馬が、あかねとのキスひとつにはどうしてあんなに弱いのか。

僕には、その不器用さこそが『らんま1/2』という恋愛物語の核心に思えるのです。

※この記事には、原作漫画のキスシーン、新作アニメ第2期、原作最終回までのネタバレが含まれます。


『らんま1/2』キスシーンは何話?乱馬とあかねの初キスを確認

結論からいうと、乱馬とあかねのキスに関する代表的な場面は、原作漫画第5巻の「猫拳パニック」と第8巻の「勝利のキッス」です。

新作アニメでは、それぞれ通算第13話「らんまの弱点」と第22話「ジュリエットゲーム」で描かれています。

原作と新作アニメのキスシーン一覧

場面 原作漫画 新作アニメ キスの状況
猫拳状態でのキス 第5巻「猫拳パニック」 第13話「らんまの弱点」 乱馬に自覚や記憶がない
演劇でのキス 第8巻「勝利のキッス」 第22話「ジュリエットゲーム」 ガムテープ越しのキス

ここで区別しておきたいのは、キスという行為があったことと、二人が互いの恋心を確かめてキスしたことは同じではないという点です。

この違いを押さえておくと、乱馬とあかねの関係がずっと見えやすくなります。

第13話「らんまの弱点」で何が起きた?

新作アニメ第2期の初回にあたる第13話「らんまの弱点」は、乱馬の意外な弱点から始まります。

格闘家として優れた実力を持つ乱馬ですが、実は猫が極端に苦手です。

その原因は、父親の早乙女玄馬が幼少期の乱馬に施した、猫拳を身につけさせるための無茶な修行にあります。

猫への恐怖が限界に達すると、乱馬は普段の自我を失い、自分自身が猫になったかのように振る舞ってしまうのです。

今回、その弱点を突こうとしたのが、あかねに密かに想いを寄せる五寸釘光でした。

五寸釘は九能帯刀と協力し、乱馬の弱点を探ります。やがて猫への恐怖を利用した罠により、乱馬は通常の判断ができない状態に追い込まれます。

原作では、猫拳状態の乱馬があかねに甘え、その流れでキスをしてしまう展開が描かれました。

普段の乱馬を知っていると、この変化は驚くほど大きい。

あかねに対して憎まれ口を叩き、素直に優しくすることすら苦手な少年が、警戒心を失い、彼女のそばで安心しきっているのです。

ただし、乱馬は猫拳状態にあるため、普段の意識で恋愛的なキスを選んだわけではありません。

ここを通常の告白や恋人同士のキスと同じように扱うのは、少し違うでしょう。

それでも僕には、乱馬があかねを安心できる存在として受け入れている描写が重要に思えます。

強さを誇る少年が、自分の弱さをさらけ出した姿で近づく相手。

それがあかねだったという事実には、言葉にしにくい重みがあります。

なぜ乱馬はキスを覚えていない?

答えは猫拳の特殊な状態にあります。

乱馬は猫への極度の恐怖によって自我を失い、通常とは異なる状態で行動していたため、あかねとのキスを記憶していません。

2025年10月9日、山陽新聞デジタルが報じた第14話「ムース襲来」の紹介でも、乱馬があかねとのキスを覚えておらず、落ち着かない様子であることが明らかにされました。

この情報は、二人の恋愛を考えるうえで興味深いものです。

乱馬はキスの瞬間を覚えていない。それなのに、その出来事をめぐって平静ではいられない。

僕はここに、彼の恋心が少しだけ表に漏れ出したような感覚を覚えます。

本人が認めたくない感情ほど、思いがけないところで態度に現れることがあります。

乱馬の場合、その不器用さが格闘ラブコメという形式の中で際立っているのでしょう。

本来なら二人の距離を一気に縮めそうなキスが、むしろ新たな戸惑いを生んでしまう。

なんとも『らんま1/2』らしい展開です。

※画像はAIによるイメージ


第14話「ムース襲来」でキス後の関係はどう変わる?

第14話「ムース襲来」では、乱馬とあかねのキスの余韻が残るなか、シャンプー、コロン、ムースが関わる新たな騒動が始まります。

二人きりで恋愛について話し合う時間が訪れるわけではありません。

むしろ、キスという大きな出来事の直後に、二人の関係をかき乱す人物たちが現れるのです。

2025年10月9日に公開された第14話のあらすじ

山陽新聞デジタルは2025年10月9日18時、新作アニメ第2期の第2話にあたる通算第14話のあらすじと先行場面カットが公開されたことを報じました。

同日19時01分に更新された記事では、新キャラクターであるムースとコロンの初登場も紹介されています。

この回の中心になる出来事は、次のとおりです。

  • あかねとのキスを覚えていない乱馬が落ち着かない様子を見せる
  • シャンプーが曾祖母のコロンとともに乱馬の前に現れる
  • 二人が乱馬にシャンプーの婿になるよう迫る
  • シャンプーに想いを寄せるムースが登場する
  • 乱馬とムースがあかねを賭けた勝負の約束を交わす
  • その後、乱馬の身に異変が起こる

ムースを演じるのは関俊彦さん、コロンを演じるのは真山亜子さんです。

また、乱馬役は山口勝平さん、あかね役は日髙のり子さん、シャンプー役は佐久間レイさんが担当しています。

原作を読んでいる人にとってはおなじみの人物たちですが、新作アニメの第2期では、ここから恋愛関係がさらに複雑になっていきます。

シャンプーとコロンの登場が意味するもの

TVアニメ公式サイトによると、シャンプーは中国の女傑族出身で、武術大会で優勝するほどの腕前を持つ少女です。

女傑族の掟によって乱馬を夫にしようとする彼女は、あかねにとって強力な恋のライバルでもあります。

そしてコロンは、シャンプーの曾祖母にあたる武道の達人です。

彼女が日本にやってきた目的のひとつは、乱馬をシャンプーの婿にすること。

つまり乱馬は、あかねとキスした直後に、別の女性との結婚を迫られる状況に置かれるわけです。

ここが実に巧妙だと思います。

恋愛漫画なら、キスの後には照れくさい会話や気持ちの確認が続いても不思議ではありません。

ところが『らんま1/2』では、せっかく生まれた二人の親密な空気が、まったく別の騒動に飲み込まれていきます。

ただの引き延ばしにも見える構造ですが、個人的にはそう捉えていません。

むしろ、外部から関係を揺さぶられたときこそ、乱馬とあかねが互いをどう思っているのかが表面化するからです。

ムースはなぜ乱馬と対立する?

ムースはシャンプーの幼なじみで、暗器を使った武術を得意とする人物です。

シャンプーへの想いを抱いて日本までやってきたものの、彼女からは思うように相手にされていません。

TVアニメ公式サイトの人物紹介では、ムース自身も呪泉郷での修行中に鴨子溺泉へ落ち、水をかぶるとアヒルになる体質になったことが説明されています。

彼もまた、乱馬と同じく呪泉郷の影響を受けた格闘家なのです。

第14話では、このムースと乱馬が対立し、あかねを賭けた勝負へと進みます。

もちろん、勝負の結果であかね本人の意思が決まるわけではありません。

むしろ注目したいのは、乱馬があかねとの関係を単なる親同士の約束として片づけられなくなっていることです。

乱馬は普段、あかねに対して自分から恋人らしく振る舞おうとはしません。

しかし、周囲の人物が二人の関係に介入してくると、態度が変わることがあります。

あかねを大切に思っているからなのか。それとも格闘家として負けたくないだけなのか。

この二つの感情が本人の中でも整理されていないところに、乱馬という少年の面白さがあるのでしょう。

僕には、キスそのものよりも、その後の乱馬の落ち着かなさが印象に残ります。

たった一度の無意識の行動で、いつもの日常が少しだけ違って見えてしまう。

そんな変化が、この回の恋愛面での大切なポイントだと思います。

※画像はAIによるイメージ



乱馬とあかねの恋愛は進展する?もう一つのキスと原作最終回

乱馬とあかねの恋愛は、猫拳によるキスの後も少しずつ進展します。

その関係を象徴するのが、原作第8巻に収録された「勝利のキッス」と、新作アニメ第22話「ジュリエットゲーム」です。

そして物語の最終盤では、二人の関係を決定づけるような出来事が待っています。

第22話「ジュリエットゲーム」のキスは成功する?

2025年12月6日放送の新作アニメ第22話「ジュリエットゲーム」では、あかねが学校の演劇コンクールでジュリエット役を演じます。

あかねにとって、ジュリエットは憧れていた役でした。

一方、ロミオ役をめぐっては九能帯刀、五寸釘光、八宝斉らが名乗りを上げ、大混乱になります。

乱馬も演劇に参加しますが、その動機には優勝賞品の中国旅行が関係していました。

恋人役を演じるために自ら名乗り出た、という単純な話ではないのです。

しかし、物語が進むにつれて、乱馬はジュリエット役のあかねとキスする状況に追い込まれていきます。

そして、いざその瞬間が訪れると、普段の強気な態度からは考えられないほど動揺してしまう。

最終的に描かれるのは、あかねが乱馬の口にガムテープを貼り、その上からキスするという場面です。

舞台上ではキスをしたように見えますが、二人の唇が直接触れ合ったわけではありません。

猫拳のときとは違い、乱馬には意識があります。

それでも普通のキスには至らない。

この対比が、僕にはたまらなく面白いのです。

ガムテープ越しのキスに隠れた本音

原作の演劇エピソードでは、乱馬がキスをためらう姿に、あかねが複雑な反応を見せます。

あかねからすれば、舞台の上で演技としてキスすることさえ拒まれたようにも感じられるでしょう。

ところが乱馬の動揺は、必ずしもあかねを嫌っていることを意味しません。

むしろ、意識しすぎているからこそ簡単にはできない、と読む余地があります。

そんな二人のすれ違いを、ガムテープという小道具がコミカルに表現しているのです。

さらに印象深いのが、舞台の後にあかねがガムテープなしでキスしたかったかのような言葉を口にし、乱馬を慌てさせるやり取りです。

あかねは冗談として流しますが、乱馬の動揺だけは隠せません。

ここで僕が注目したいのは、あかねが乱馬の反応を引き出す側に回っていることです。

普段は乱馬の不用意な言葉に傷ついたり、嫉妬したりすることの多いあかね。

しかし、この場面では自分の言葉で乱馬を揺さぶっています。

互いの気持ちを確かめたいのに、真正面からは聞けない。

そんな二人の関係が、わずかな言葉の応酬に凝縮されているように感じます。

あかねが乱馬を好きになるまで

そもそも二人の関係は、本人たちの意思で始まったものではありません。

乱馬の父・早乙女玄馬と、あかねの父・天道早雲が交わした約束によって、二人は許婚になりました。

出会った当初のあかねは男嫌いを公言しており、乱馬との初対面も決して順調ではありませんでした。

一方、あかねには以前から小乃東風先生への淡い想いがありました。

その想いに区切りをつける大きなきっかけとなったのが、乱馬と響良牙の戦いに巻き込まれて髪が切れる出来事です。

あかねは長かった髪を短くし、少しずつ過去の気持ちから前へ進んでいきます。

この変化を、僕は単純な失恋から新しい恋への移行だとは考えていません。

あかねにとって大切だったのは、誰かに好かれるために自分を変えようとしていた時間から、自分らしい姿を受け入れる方向へ進んだことではないでしょうか。

そして乱馬は、その変化のそばにいた人物です。

彼はあかねをからかうこともありますが、必要な場面では身を挺して彼女を守ろうとします。

あかねもまた、乱馬の実力を信じ、強敵との戦いでは協力するようになります。

恋愛感情だけでは説明できない信頼が、二人の間に積み重なっているのです。

原作最終回で二人は結婚する?

原作漫画『らんま1/2』は、高橋留美子さんによって『週刊少年サンデー』で1987年から1996年まで連載され、全38巻で完結しました。

最終盤では、呪泉郷に関わる大きな戦いの中で、あかねが命の危機に陥ります。

乱馬は彼女を失うかもしれない状況に追い込まれ、それまで素直に表現できなかった感情を強くにじませます。

ここでは、キスという行為以上に、乱馬にとってあかねがどれほど大切な存在なのかが明らかになります。

そして最終回には、乱馬とあかねの結婚式をめぐる展開が登場します。

ただし、式は騒動によって成立せず、二人が正式に結婚したところまでは描かれません。

物語は、二人がいつものように日常へ戻っていく形で幕を閉じます。

結婚も、恋人同士としての穏やかなキスも、完成形として描かれない。

それなのに、読み終えた後には二人の気持ちが確かに近づいたという感覚が残るのです。

この余韻こそ、高橋留美子さんが描く恋愛の独特な魅力だと思います。

※画像はAIによるイメージ


乱馬とあかねはなぜ素直にキスできない?二人の恋愛を考察

『らんま1/2』のキスシーンについては、二人がいつまでも素直になれないことや、恋愛がなかなか進まないことに注目が集まりがちです。

もちろん、それは作品の大きな特徴でしょう。

ただ、僕は少し違う見方をしています。

乱馬とあかねのキスが完成しないのは、二人の恋が進んでいないからではなく、恋心を自分の意思で認めることが難しいからではないでしょうか。

その仮説を考えるうえで、猫拳のキスと演劇のキスは、非常に対照的な場面です。

猫拳のキスには「記憶」がない

まず、猫拳状態の乱馬は普段の自我を失っています。

あかねの近くで安心し、キスするような行動を取ったとしても、本人はその出来事を覚えていません。

つまり、そこには自分の意思で恋愛感情を伝えたという明確な自覚がないのです。

ただし、無意識の行動がそのまま本心の証明になるわけでもありません。

猫拳状態の乱馬があかねに近づいた理由を、恋愛感情だけで説明することは難しいでしょう。

それでも、あかねが乱馬の無防備な姿を受け止められる相手として描かれていることには意味があると思います。

普段の乱馬は、強がることで自分を守っています。

負けず嫌いで、弱いところを人に見せたがらない。

しかし猫拳状態では、その強がりを維持できません。

そこで現れるのが、あかねとの親密な距離感なのです。

あかねの前では、乱馬は強い格闘家であり続けなくてもよい。

そう読めるところに、僕は二人の関係の深さを感じます。

演劇のキスには「逃げ道」がある

一方、演劇の場面では乱馬に意識があります。

キスをするかどうか、自分で判断できる状況です。

しかし、その場所は大勢の観客が見ている舞台の上。

しかも二人はロミオとジュリエットという役を演じています。

仮にキスしたとしても、それは演技だと言い訳できるでしょう。

逆に、周囲の目を気にする乱馬にとっては、演技だからこそ余計に恥ずかしい場面とも考えられます。

結果として、キスはガムテープ越しになりました。

ここで興味深いのは、猫拳のキスと演劇のキスが、正反対の条件で成立していることです。

猫拳では周囲の目を意識せずに接近するものの、乱馬には記憶がありません。

演劇では乱馬自身に判断能力がありますが、人前でのキスにためらい、直接の接触は実現しません。

どちらも、恋人として自分の意思をはっきり示すキスにはならないのです。

この二つを並べたとき、僕には一つの構造が見えてきます。

乱馬が本当に越えなければならない壁は、格闘技の強さでも、ライバルの存在でもない。

自分があかねを好きだという感情を、誰かのせいにせず認めることなのではないでしょうか。

最終回では「誰を選ぶか」が答えになる

ここで原作最終盤を思い返すと、二つのキスシーンが別の意味を帯びてきます。

あかねが命の危機に陥ったとき、乱馬にとって重要なのは周囲からどう見られるかではありません。

演技でも、勝負の景品でも、親同士の約束でもない。

自分にとって失いたくない相手が誰なのかという、切実な問題に向き合うことになります。

僕は、この構成に高橋留美子作品らしい鋭さを感じます。

恋愛を証明する方法として、キスや結婚は分かりやすいものです。

しかし『らんま1/2』では、それらが最後まで気持ちよく完成するとは限りません。

代わりに、乱馬があかねをどれほど大切にしているかが、危機的な状況で浮かび上がります。

猫拳では、自分の弱さをさらけ出したときに彼女のそばへ近づいた。

演劇では、意識しているからこそ簡単にキスできなかった。

そして最後には、彼女を失うことへの恐れが、普段は隠していた感情を表面に押し出す。

この流れを一続きのものとして読むと、二人の恋愛は決して足踏みだけを続けていたわけではないと分かります。

キスという行為の完成より先に、相手を大切に思う気持ちが育っていたのでしょう。

そして原作の結末では、あえてその関係を完全に固定せず、二人の日常へと戻していきます。

この終わり方には、少しもどかしさもあります。

けれど、あの二人が突然すべてを言葉にし、何の照れもなく恋人同士になる姿を想像すると、それも少し違う気がするのです。

喧嘩をして、意地を張って、それでも相手が困れば放っておけない。

そんな関係の中で、ときどき隠していた本音がこぼれる。

僕が好きなのは、まさにその瞬間です。

キスを描きながら、キスそのものを恋愛の到達点にしない。

これ、恋愛描写として本当に巧みだと思う。

よくある質問

#### 乱馬とあかねの初キスはアニメ何話?

2024年から始まった新作アニメでは、第2期の初回にあたる通算第13話「らんまの弱点」です。猫拳状態の乱馬によるキスで、本人はその出来事を覚えていません。

#### 乱馬とあかねは普通のキスをする?

代表的なキスシーンでは、猫拳による無意識のキスと、演劇中のガムテープ越しのキスが描かれています。互いに恋心を認め、素直な恋人同士としてキスをする場面とは区別する必要があります。

#### 乱馬とあかねは最終的に両想いになる?

原作最終盤では、二人が互いを強く大切に思っていることが伝わる展開が描かれます。ただし、結婚式は成立せず、正式に結婚した未来までは示されていません。

まとめ:『らんま1/2』のキスは二人の恋心を映し出している

乱馬とあかねの代表的なキスシーンは、原作第5巻の「猫拳パニック」と第8巻の「勝利のキッス」です。

新作アニメでは、第13話「らんまの弱点」と第22話「ジュリエットゲーム」に対応する場面が描かれ、第14話「ムース襲来」ではキスの記憶がない乱馬の戸惑いも紹介されています。

猫拳では記憶がなく、演劇ではガムテープに阻まれる。

二人が素直に想いを伝えられない様子は、もどかしくもあります。

それでも、何度も衝突しながら互いを気にかけ、最後には相手を失いたくないという感情に行き着くところに、僕はこの作品の恋愛描写の奥深さを感じます。

乱馬とあかねにとって大切なのは、何回キスしたかという数字ではないのでしょう。

相手を守りたいと思った瞬間、自分が誰を大切にしているのかに気づくこと。

その答えを言葉にしきれないまま、またいつものように並んで歩いていく。

きっと二人にとっては、それもまた一つの愛情表現なのだと思います。

相沢 透

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