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ブラッククローバーの漫画は何巻まで?あらすじと読む順番を解説

魔法が支配する壮大なファンタジー世界をイメージした横長イラスト。夕暮れの古城を背景に、巨大な黒い剣を背負う少年剣士と、風をまとった少年魔道士が並んで遠くを見つめている。空には魔法の光が浮かび、二人の対照的な力と友情、長い冒険の始まりを象徴する。重厚な少年漫画風のオリジナル構図。文 ブラッククローバー
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『ブラッククローバー』の漫画は全38巻で完結済みです。最終38巻は2026年8月4日に発売され、第1巻から順番に読めば物語の結末まで楽しめます。

作者は田畠裕基先生。2015年に『週刊少年ジャンプ』で連載が始まり、途中から『ジャンプGIGA』へ掲載誌を移して、約11年にわたる物語が幕を閉じました。

魔法が使えない少年アスタと、圧倒的な魔力を持つユノ。生まれも才能も違う二人が、同じ魔法帝という頂点を目指して進んでいく物語です。

僕がこの作品で忘れられないのは、アスタがどれほど不利な状況に置かれても、自分の可能性を簡単には手放さないことです。

魔法がすべてを決める世界で、魔法を持たない少年が頂点を目指す。

この設定だけでも十分に胸が熱くなりますが、読み進めるほど、物語の中心には単なる努力や才能の対立ではないものが見えてきます。

この記事では、原作漫画の巻数と完結までの経緯、全38巻のあらすじ、初めて読む人に適した順番を整理します。後半では、アスタとユノの関係が作品全体をどのように支えているのかについても触れていきます。

なお、物語の大きな展開や最終巻の公式あらすじには触れますが、最後の勝敗や結末の詳細は伏せています。


ブラッククローバーの漫画は何巻まで?38巻で完結した?

『ブラッククローバー』の原作漫画は、2026年8月4日に発売された第38巻が最終巻です。

集英社の公式コミックス情報でも、第38巻が確認できます。連載そのものは2026年5月1日発売の『ジャンプGIGA 2026 SPRING』で完結しており、漫画本編は最後まで単行本に収録されています。

ブラッククローバー全38巻の基本情報

まず、作品の基本情報を整理します。

項目 内容
作品名 ブラッククローバー
作者 田畠裕基
出版社 集英社
単行本レーベル ジャンプコミックス
第1巻発売日 2015年6月4日
最終巻 第38巻
最終巻発売日 2026年8月4日
最終巻の税込定価 594円
掲載誌 週刊少年ジャンプ、ジャンプGIGA
連載期間 2015年2月から2026年5月
連載状況 完結済み

第38巻は264ページの単行本として発売されました。紙版と電子版の両方が用意されています。

なお、594円という価格は最終巻の発売時点で集英社が案内した税込定価です。販売価格や電子書籍のキャンペーンは変更される場合があります。

『ブラッククローバー』をこれから読み始める人にとって重要なのは、全38巻で物語の結末まで読めるという点でしょう。

連載中の作品とは違い、続巻の発売を待たずに一気読みできる状態になっています。

なぜ週刊少年ジャンプからジャンプGIGAへ移籍した?

本作の連載は、2015年2月16日発売の『週刊少年ジャンプ』2015年12号から始まりました。

その後、2023年8月21日発売の『週刊少年ジャンプ』38号に掲載された第368話を最後に、掲載誌を『ジャンプGIGA』へ移すことが発表されます。

移籍後の連載再開は2023年12月25日発売の『ジャンプGIGA 2024 WINTER』でした。

コミックナタリーの当時の報道によると、再開号では表紙を飾り、巻頭カラー28ページで新たな物語が掲載されています。

この移籍によって、それまでの週刊連載とは作品が発表される間隔が変わりました。

特に分かりやすいのが、後半の単行本発売日です。

  • 第35巻:2023年6月2日発売
  • 第36巻:2024年2月2日発売
  • 第37巻:2025年9月4日発売
  • 第38巻:2026年8月4日発売

第36巻から第37巻までには約1年7か月の間隔があります。

以前のような短い周期で新刊が発売されなくなったことから、途中で完結したのか、連載が終了したのかと疑問に感じた読者もいたかもしれません。

しかし、掲載誌の移籍は物語の打ち切りを意味するものではありませんでした。

『ジャンプGIGA』で最終章の連載が続き、2026年5月1日発売号で完結を迎えています。

僕はこの経緯を振り返ると、作品の終盤を描き切るために連載の形そのものが変わったことに、ひとつの重みを感じます。

週刊連載の勢いとは違う時間の流れになっても、アスタとユノの物語は最後まで続いたわけです。

最終38巻ではどんな物語が描かれる?

第38巻では、ルシウスとユノの激しい戦闘が展開されます。

一方、アスタは瀕死の状態に陥っており、仲間たちがその命をつなぐために行動します。

公式あらすじで明らかにされている重要な展開は、次のとおりです。

  • ユノとルシウスによる戦闘が続く。
  • 聖騎士たちの攻撃に対して、仲間が命がけで立ち向かう。
  • ミモザの究極魔法によってアスタが復活する。
  • アスタとユノが再び同じ戦場に立つ。
  • 二人がルシウスとの最終決戦に挑む。

世界の命運を懸けた戦いが、いよいよ決着へと向かう内容です。

ここで僕が注目したいのは、最後の戦いがアスタ一人の活躍だけでは成立していないことです。

魔法の才能を持たずに生まれた少年が、誰かの力を借りながら頂点へ近づいていく。その構造が、最終巻でも重要な意味を持っています。

すべてを自分の力で解決する主人公ではない。

だからこそ、仲間たちが積み重ねてきた選択にも意味が生まれるのだと思います。



ブラッククローバーの漫画はどんなあらすじ?全38巻の流れを解説

『ブラッククローバー』は、魔法が社会の中心にある世界で、魔法を使えない少年アスタが魔法帝を目指すファンタジー漫画です。

物語はアスタとユノの競争から始まりますが、やがて国家間の戦争、エルフと人間の因縁、悪魔との戦いへと規模が広がっていきます。

全38巻の流れを把握するなら、物語の大きな転換点ごとに分けると理解しやすくなります。

1巻から3巻:アスタとユノの旅立ち

物語の舞台は、魔法があらゆる場面で重要な役割を持つ世界です。

最果ての村ハージの教会で育ったアスタとユノは、同じ日に捨てられていたという共通点を持っています。

二人の目標は、魔道士の頂点である魔法帝になること。

しかし、二人の才能は正反対です。

ユノは優れた魔力を持ち、周囲からも将来を期待される存在です。

一方のアスタには魔力がありません。

魔法を使うことが当たり前の世界で、アスタは最初から大きな不利を背負っています。

それでも彼は鍛錬を続け、15歳になった二人は魔導書を授かる儀式を経て、魔法騎士団への道を進みます。

その結果、アスタは『黒の暴牛』、ユノは『金色の夜明け』に所属することになります。

同じ目標を持つ二人が、異なる環境で成長していく構図がここで生まれるわけです。

第2巻からは危険な魔宮の探索が始まり、敵国ダイヤモンド王国の魔道士も登場します。

第3巻ではマルスとの激闘が描かれ、アスタの力が実戦の中で試されます。

僕が序盤で面白いと感じるのは、アスタの戦い方が単純な魔力量の競争ではないところです。

魔法が使えないことは明らかな弱点ですが、その弱点を前提にして戦い方を組み立てていく。

作品の根幹にある発想が、序盤から一貫しています。

4巻から7巻:王都襲撃と白夜の魔眼

第4巻ではクローバー王国の王都が襲撃され、アスタたちは民を守るために戦います。

この事件を通じて存在感を増すのが、謎の組織『白夜の魔眼』です。

第5巻ではアスタが拉致され、魔法騎士団団長フエゴレオンも重傷を負います。

王国を揺るがす危機の中で、魔法帝ユリウスの実力にも焦点が当たります。

さらに第6巻では子供たちの誘拐事件が発生し、ゴーシュたちが戦いに関わります。

第7巻では『白夜の魔眼』と魔法騎士団の関係に疑惑が生まれ、組織内部にも目が向けられます。

ここから作品は、単なる魔物や敵国との戦いだけではなく、王国そのものの問題を描くようになります。

魔法騎士団とは、本当に誰のために存在する組織なのか。

この疑問は、後半の大きな物語にもつながっていきます。

8巻から11巻:海底神殿と魔女の森

第8巻からは、海底神殿を舞台とした戦いが中心になります。

『黒の暴牛』の団員たちと神官魔道士が対決する中、『白夜の魔眼』の幹部ヴェットが現れます。

第9巻ではヴェットとの戦いが決着へ向かい、ヤミ・スケヒロの存在感も際立ちます。

そして第10巻では、アスタの両腕が古代魔法によって動かせなくなるという深刻な問題が発生します。

剣を振るうことで戦ってきたアスタにとって、腕を失うことに等しい危機です。

治療法を求める仲間たちの行動を経て、舞台は魔女の森へと移ります。

第11巻では、ダイヤモンド王国軍、『白夜の魔眼』、魔女の森の勢力が入り乱れる戦いが描かれます。

ここで見えてくるのは、アスタの成長が本人だけの問題ではなくなっていることです。

仲間のために戦ってきた少年が、今度は仲間から支えられる。

この関係の変化が、後の黒の暴牛という集団の強さを理解するうえでも重要になります。

12巻から15巻:王撰騎士団選抜試験

第12巻では、魔法騎士団の功績を発表する星果祭が描かれます。

それまで積み重ねてきた戦いの成果が評価される一方、新たな試練も始まります。

第13巻からは、王撰騎士団の選抜試験が本格化します。

3人1組のチームによる魔晶石破壊バトルトーナメントで、アスタはミモザ、ザクスと同じチームになります。

第14巻ではキルシュとの戦いに加え、フィンラルとランギルスの兄弟対決が描かれます。

第15巻では選抜試験が決着し、『白夜の魔眼』との新たな戦いへ進むことになります。

この一連の展開で面白いのは、単純な戦闘能力だけで結果が決まらないことです。

能力の組み合わせ、相手の性質、仲間との連携が勝敗に関わってきます。

後半でさらに複雑になる魔法バトルの基礎が、ここで丁寧に積み重ねられています。

※画像はAIによるイメージ

16巻から22巻:エルフ転生編と大きな真実

第16巻では、ヴァンジャンスと魔法帝をめぐる重要な事件が起こります。

ここから物語は、それまで張られていた伏線が次々に意味を持ち始める段階へ入ります。

第17巻では、エルフに体を奪われた魔法騎士たちが人間側の敵として立ちはだかります。

かつての仲間が突然敵になる。

単純に倒せばよいわけではない状況が、戦いを複雑にしています。

第18巻ではエルフ化したラックを取り戻すため、マグナやバネッサたちが奮闘します。

さらに黒の暴牛のアジトが、ヘンリーの魔法によって巨大な戦闘拠点へと姿を変えます。

第19巻と第20巻では王城での戦いが激化し、魔法騎士たちがそれぞれの能力を駆使して立ち向かいます。

そして第21巻では、数百年にわたる因縁の背後にあった存在が明らかになります。

第22巻では初代魔法帝ルミエルとエルフの長リヒトも加わり、悪魔との総力戦へと発展します。

この区間は、初期から登場していた人物や事件の意味が大きく変わる重要な部分です。

個人的には、『ブラッククローバー』が単なる成長型のバトル漫画ではないと強く感じるのが、このエルフ転生編です。

敵だと思っていた存在にも歴史があり、憎しみが生まれた理由がある。

戦う相手の背景を知ることで、読者がそれまで見ていた世界の輪郭まで変わっていきます。

23巻から33巻:悪魔とスペード王国の戦い

第23巻では、アスタが悪魔に関わる存在として裁かれる展開が始まります。

自らの無実を証明するため、黒の暴牛の仲間たちとともに新たな手がかりを求め、ハート王国へ向かいます。

第24巻ではスペード王国が侵攻を開始。さらにユノの出生に関わる秘密が明らかになり始めます。

第25巻から第26巻では、漆黒の三極性と呼ばれる強敵が本格的に登場します。

ダンテ、ヴァニカ、ゼノン。

それぞれが強大な悪魔の力と関わっており、クローバー王国やハート王国の魔道士たちを追い詰めます。

第27巻では、黒の暴牛副団長ナハトが重要な役割を担い、アスタ自身も自らに宿る悪魔と向き合います。

第28巻からは、冥府の門を開こうとする計画を阻止するため、スペード王国での戦いが本格化します。

第29巻ではアスタが悪魔同化の力を示し、ナハトも強大な悪魔と対峙します。

第30巻ではマグナとダンテの戦いが描かれ、第31巻ではユノとゼノンの因縁に決着が訪れます。

第32巻ではヤミの救出をめぐる戦いが進み、魔王ルチフェロが顕現します。

そして第33巻では、アスタが真の悪魔同化を会得し、ルチフェロとの戦いが決着へと向かいます。

同時に、物語は最終章へと進み始めます。

この区間では、魔法の力が強いことだけでは勝利できない戦いが増えていきます。

とくに僕が注目するのは、第30巻のマグナとダンテの対決です。

圧倒的な実力差がある相手に対して、どうすれば戦いを成立させられるのか。

力の差を受け入れたうえで、その差をどう扱うか。

この考え方は、主人公アスタが抱える問題とも深く重なっています。

34巻から38巻:日ノ国から最終決戦へ

第34巻では、ルシウスによって致命傷を負ったアスタが、異国の日ノ国で目覚めます。

そこで日ノ国の将軍・龍彌と出会い、自分の力がルシウスに届いていない現実を突きつけられます。

アスタは新たな技『絶天』を習得するため、修業を始めます。

第35巻では、その技を用いて聖騎士と戦い、ルシウスによって操られたシスターを救おうとします。

一方、クローバー王国では審判の日を迎え、最終決戦が始まります。

第36巻ではユノがルシウスとの一騎討ちに挑みます。

黒の暴牛もアスタを王国へ帰還させるため、複合極大魔法『運命の扉』を発動させます。

第37巻ではルシウスの超極大魔法によって王国が崩壊の危機に陥り、各地で聖騎士との戦闘が激化します。

アスタとユノは、仲間の援護を受けながらルシウスがいる上空を目指します。

そして最終38巻では、ミモザの究極魔法によって復活したアスタが、再びユノと並び立ちます。

ここまで長い道のりを歩んできた二人が、世界の運命を決める戦いへ向かうのです。

物語が始まったとき、二人は同じ教会で育った少年でした。

その二人が最後には、仲間たちの希望を背負って立つ存在になっている。

僕には、この始まりと終わりの対比こそが、『ブラッククローバー』の大きな見どころに感じられます。




ブラッククローバーの漫画を読む順番は?アニメとの違いも解説

『ブラッククローバー』の漫画を初めて読むなら、第1巻から第38巻まで発売順に読む方法が最も分かりやすいです。

原作本編は巻数順に物語が進む構成なので、途中で別の作品を挟んだり、掲載誌が変わった部分だけを読み直したりする必要はありません。

初めて読む人は1巻から38巻まで順番に

基本の読み方は次のとおりです。

  • 第1巻から第3巻:アスタとユノの出発点を知る。
  • 第4巻から第11巻:黒の暴牛の仲間や敵組織との関係を理解する。
  • 第12巻から第22巻:魔法騎士団の成長とエルフをめぐる真相を追う。
  • 第23巻から第33巻:悪魔との戦争とアスタの能力の変化を読む。
  • 第34巻から第38巻:最終章と物語の結末を読む。

この順番なら、人物の成長と能力の変化を時系列に沿って追えます。

特にエルフ転生編以降は、初期に登場した人物の言動が重要な意味を持つ場面が増えてきます。

そのため、最終章だけを先に読むと、何が起きているかは理解できても、その出来事が持つ感情的な重みまでは受け取りにくいかもしれません。

例えば、アスタが仲間から信頼されている理由は、最終巻で突然説明されるものではありません。

最初は周囲から軽く見られていた少年が、危険な戦いの中で少しずつ信頼を得ていく。

この積み重ねを読むことで、終盤の仲間たちの行動が違って見えてきます。

アニメ1st Seasonの続きは漫画27巻付近から

アニメから原作漫画に入る場合は、どこまで視聴したかによって読む順番が変わります。

テレビアニメの1st Seasonは、2017年10月3日から2021年3月30日まで放送され、全170話で一区切りとなりました。

第170話のタイトルは『ハルカミライ』です。

この時点の物語では、アスタが自らの悪魔の力を使いこなすための試練に向き合っています。

原作漫画では第27巻の内容に相当するため、旧テレビアニメ全170話を見終えた人は、第27巻から読むと流れをつかみやすいでしょう。

より具体的には、第270話『二人』の周辺から確認しておくと、アニメと漫画の違いや前後の展開を把握しやすくなります。

なお、アニメにはオリジナルの描写やエピソードもあるため、原作と完全に同じ順番で進んでいるわけではありません。

人物同士の細かなやり取りまで楽しみたいなら、アニメを見終えていても第1巻から読み直す価値があります。

そして、2026年10月3日からはテレビアニメ『ブラッククローバー 2nd Season』も放送されています。

こちらは旧シリーズの続きを描く新たなシーズンです。

したがって、第27巻という目安は、あくまで2021年までの全170話を見終えた場合のものです。2nd Seasonまで視聴している人は、最新の放送内容に合わせて原作の対応巻を確認する必要があります。

映画『魔法帝の剣』はどの順番で見る?

『ブラッククローバー 魔法帝の剣』は、2023年に公開された劇場アニメです。

歴代魔法帝たちが関わるオリジナルの物語であり、原作漫画の特定の巻をそのまま映像化した作品ではありません。

そのため、漫画全38巻を読むうえで、映画を途中に挟む必要はありません。

初めて触れる場合は、原作やテレビアニメで登場人物の関係を理解してから見ると、より楽しみやすいでしょう。

個人的には、映画の物語と原作本編を混同せず、それぞれ独立した作品として楽しむのが分かりやすいと考えています。

公式ガイドブックはいつ読む?

原作本編を読み終えたあと、さらに世界設定やキャラクターを深く知りたい人には、公式ガイドブックという選択肢もあります。

2026年8月4日には、最終38巻と同じ日に『ブラッククローバー 公式ガイドブック 完全魔導書』が発売されました。

集英社によると、田畠裕基先生が監修した書籍で、250人以上のキャラクターと400以上の魔法に関する情報が収録されています。

さらに、田畠先生による15ページの描き下ろし漫画も含まれています。

この描き下ろし漫画は、アスタの魔法帝戴冠式に関わる内容です。

そのため、公式ガイドブックは最終38巻を読み終えてから開く順番が自然でしょう。

先に読んでしまうと、本編の結末に関わる情報を知る可能性があります。

原作本編の全38巻と公式ガイドブックは別の書籍なので、漫画を完結まで読むためにガイドブックが必要というわけではありません。

ただ、本編を最後まで読んだあとに人物や魔法を振り返る資料としては、かなり興味深い一冊です。

※画像はAIによるイメージ

考察:ブラッククローバーは才能と努力の物語なのか?

ここからは僕自身の見方になります。

『ブラッククローバー』は、才能のないアスタが努力によって成長していく物語として語られることがあります。

もちろん、その見方は間違いではありません。

しかし、僕はもう少し違う構造があると感じています。

この作品は、才能の有無ではなく、与えられた力とどう向き合うかを問う物語ではないでしょうか。

その根拠として注目したいのが、アスタとユノの関係です。

アスタには魔力がなく、ユノには強大な魔力があります。

二人は生まれ持った条件が正反対ですが、目指す場所は同じです。

一般的な物語なら、才能に恵まれたユノがアスタの前に立ちはだかる存在として描かれても不思議ではありません。

しかし本作では、二人の競争関係が単純な敵対関係にはなりません。

互いの成長を認めながら、それでも頂点を譲るつもりはない。

この距離感が、物語を最後まで支えています。

もうひとつの根拠は、黒の暴牛という集団の描かれ方です。

アスタが所属する黒の暴牛には、周囲から評価されにくかった人物や、複雑な事情を抱える人物が集まっています。

それぞれが異なる弱点や問題を抱えていても、戦いの中で自分にしかできない役割を見つけていきます。

第30巻のマグナとダンテの戦いは、その考え方を象徴する場面のひとつでしょう。

マグナは魔力量で大きく上回る相手に対して、真正面から同じ条件の力比べを挑むわけではありません。

自分の能力を理解したうえで、相手と戦うための方法を作り出します。

ここには、アスタの戦い方と共通するものがあります。

持っていない力を嘆くだけではなく、今ある力をどう使うかを考える。

そして、必要なときには仲間の力を借りる。

そうした行動の積み重ねが、世界の命運を懸けた最終決戦にまでつながっていきます。

最終38巻の公式あらすじでは、瀕死のアスタを仲間たちが支え、ミモザの魔法によって復活したアスタがユノと並び立ちます。

ここに至るまで、アスタ一人の戦いではなかったことが改めて示されています。

僕には、この構造が本作の大きな魅力に思えるのです。

魔法帝を目指すという個人の夢が、いつの間にか仲間たちの希望を背負うものになっている。

しかも、最後までアスタとユノは互いのライバルであり続けます。

世界を救うために共闘することと、同じ頂点を目指して競い合うこと。

この二つが矛盾せずに成立しているところが面白い。

最初は競争から始まった二人の物語が、最後には世界を支える関係として描かれている。

その変化を意識して全38巻を読み返すと、序盤の何気ないやり取りにも違う意味が見えてくるかもしれません。

いや、本当にすごいのはここなんですよね。

物語の規模は国家間の争いから悪魔との戦いへと広がっていくのに、最後まで中心にあるのは、同じ場所で育った二人の少年の約束なんです。

そこが、この作品の強さだと僕は感じています。

ブラッククローバー全38巻を読む前に知っておきたいこと

ここまでの情報をまとめると、漫画『ブラッククローバー』は次のように整理できます。

  • 原作漫画は全38巻で完結している。
  • 最終38巻は2026年8月4日に発売された。
  • 2015年から2023年まで週刊少年ジャンプで連載された。
  • 2023年12月からジャンプGIGAで連載が再開された。
  • 2026年5月1日発売のジャンプGIGAで完結した。
  • 初めて読む場合は、第1巻から第38巻まで順番に読む。
  • 旧テレビアニメ全170話の続きは、原作第27巻付近から確認できる。
  • 公式ガイドブックは本編の結末を読んだあとに楽しむのが自然。

本作は、主人公が次々に強敵を倒していくだけの物語ではありません。

魔法が使えないアスタと、強大な魔力を持つユノが、互いの存在を認めながら同じ目標へ向かう作品です。

第1巻の二人を知ってから最終38巻を読むことで、その長い道のりが持つ意味をより深く感じられるでしょう。

※画像はAIによるイメージ


よくある質問

ブラッククローバーの漫画は39巻も発売される?

『ブラッククローバー』の原作本編は第38巻で完結しており、2026年10月23日時点で第39巻の発売予定は発表されていません。今後新たな関連書籍が刊行される可能性はありますが、本編の続巻が予定されているわけではありません。

ブラッククローバーの漫画はアニメと同じ内容?

テレビアニメは原作漫画を基にしていますが、一部にアニメ独自の描写やエピソードがあります。原作の心理描写や物語の細かな流れを確認したい場合は、第1巻から読むと違いを楽しめます。

ブラッククローバーは最終38巻まで読めば結末が分かる?

原作本編の物語は第38巻で完結しているため、最終決戦の結末まで確認できます。さらに物語のその後に関わる描き下ろし漫画も読みたい場合は、最終巻と同日に発売された『公式ガイドブック 完全魔導書』も確認するとよいでしょう。

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