神椿市建設中。 スマホ版NARRATIVE・TRPGルール解説｜アプリで楽しむ方法

「物語の登場人物になれる」と言われたら、あなたはどうしますか？

『神椿市建設中。 NARRATIVE』は、KAMITSUBAKI STUDIOが贈る壮大な都市伝説的世界観を舞台に、スマホやPCから気軽にTRPGを体験できるオンライン・共創プロジェクトです。

TRPG初心者でも遊べるチュートリアル、奥深いキャラメイク、仲間と紡ぐ唯一無二の物語――この全てをアプリ（ブラウザ）版「NARRATIVE CC」で実現できます。

今回は、スマホ版NARRATIVEの基本ルールやTRPGならではの遊び方、アプリの活用法まで、筆者ならではの目線で徹底解説します。最後には「原作・公式ルールブック」でしか知り得ないワクワクの裏話にも触れるので、ぜひ最後まで読んでください。

神椿市建設中。NARRATIVEとは？世界観とスマホ版の特徴

KAMITSUBAKI STUDIOが描く“共創都市”の物語

『神椿市建設中。NARRATIVE』は、KAMITSUBAKI STUDIOが手がけるメディアミックスプロジェクト「神椿市建設中。」の一環として誕生したオンラインTRPGです。舞台は、現実と幻想の境界が溶け合った都市「神椿市」。そこでは日常に紛れて、不可解な怪現象「Q」が発生し続けています。プレイヤーは“共創者”として、自らが創り上げたキャラクターを通じ、他の仲間と共にこの都市を探検し、怪異に立ち向かい、時には共に物語を紡いでいきます。

特筆すべきは、このプロジェクトがただのゲームではないという点です。ここでは「物語を消費する側」ではなく「物語を創る側」に立ち、あなたの選択や行動が都市の歴史を刻んでいく。その感覚は、既存のソシャゲやMMOにはない、唯一無二の没入感をもたらします。KAMITSUBAKI STUDIOらしい音楽的演出やビジュアルの統一感も、世界観への没入を後押ししてくれるでしょう。

私は最初に公式のルールブックを開いたとき、ページをめくるごとに「これは物語というより、都市そのものに入り込む感覚だ」と感じました。細部まで作り込まれた設定、キャラクターの原初の歌や存在値といった独自パラメータ、そして物語の断片が散りばめられた演出……まるで小説とゲームと映画のあいだに存在する、新しい娯楽の形を覗き込むような感覚です。

また、この世界観はKAMITSUBAKI STUDIOが展開する楽曲やMV、朗読劇など他メディア作品ともリンクしており、複数の入り口から物語を楽しめるのも魅力。TRPGとしての自由度の高さと、公式による世界観のガイドラインが絶妙なバランスで共存しているため、初心者でも安心して参加できます。

このプロジェクトに飛び込む瞬間は、ただゲームを始めるというよりも、自分の物語を都市に刻み込むための「開幕式」に近い感覚。たとえ一人で始めたとしても、すぐに他の共創者と出会い、その物語が絡み合っていく――そんな未来が自然に想像できるのです。

個人的には、この“共創都市”という発想が、これからの物語体験の在り方を変えていくのではないかと感じています。プレイヤー一人ひとりの物語が重なり合い、神椿市は常に更新され、変化し続ける……。その変化の瞬間に立ち会えることこそ、最大の魅力だと思うのです。

スマホ版NARRATIVEの魅力と他メディア展開との関係

スマホ版『神椿市建設中。NARRATIVE』は、公式ブラウザツール「NARRATIVE CC」を通じて、iOS・AndroidのスマートフォンやPCからいつでもアクセス可能です。これにより、従来のTRPGのように同じ場所に集まらなくても、オンライン上でセッションを行える環境が整っています。対応OSはiOS 16以上、Android 13以上。移動中や自宅の隙間時間でも物語の続きを進められるのは、忙しい現代の共創者にとって大きな利点です。

「NARRATIVE CC」ではキャラメイクからセッション進行、ダイスロール、活動報告の提出までをワンストップで実行できます。キャラ作成ではステータスや技能、特技だけでなく、“原初の歌”や“存在値”といった独自要素を設定することで、自分だけの物語の核を作り上げられるのが魅力です。

さらに、公式Discordサーバーを通じて仲間を募集したり、雑談や質問を共有することも可能。イベントシナリオ「テセラクター大侵攻」など期間限定の物語にも参加できるため、常に新しい展開を体験できます。このあたりはオンラインゲーム的なライブ感と、TRPGの物語密度が見事に融合している部分だと感じます。

そして忘れてはならないのが、神椿市の物語が他メディア作品とも繋がっている点です。楽曲や映像作品、朗読劇、アートブックなど、様々な形で断片的に提示される情報が、TRPGセッション中の想像力を何倍にも膨らませてくれます。「この曲の歌詞、あのシーンの伏線だったんだ…」と気づく瞬間は、間違いなく鳥肌ものです。

こうしてスマホ版NARRATIVEは、単なるTRPGツールの域を超えて、物語と現実の間を行き来できるポータルのような役割を果たしています。それは参加するたびに新しい発見があり、他メディア展開の情報を知るほどに深みにハマっていく、まさに“沼”と呼ぶにふさわしい世界です。

だからこそ、初めての人も、すでにKAMITSUBAKIファンの人も、このスマホ版NARRATIVEから入ることで、神椿市の物語をより立体的に感じられると思います。

TRPG初心者でもわかる！NARRATIVEの基本ルール

キャラメイクとステータスの作り方

『神椿市建設中。NARRATIVE』のキャラメイクは、TRPG初心者にとっても非常にわかりやすく設計されています。まずは「出会いの物語」と呼ばれるチュートリアルを通じて、自分のキャラクターを生み出すところから始まります。ここでは属性、技能、特技、そしてこの世界ならではの“原初の歌”や“存在値”を設定します。これらはただの数値や能力値ではなく、神椿市の物語世界におけるあなたの存在意義そのものを表すパラメータです。

技能は戦闘や交渉、探索といった行動に直結し、特技は物語を有利に進めるための“切り札”のような役割を果たします。そして“原初の歌”は、キャラクターの根源的な力や物語的背景を示す重要な要素。これをどう設定するかで、同じ舞台に立つキャラクターでも全く異なる物語が展開されます。

私自身、このキャラメイクの過程で「数字をいじっている」という感覚はなく、むしろ“都市の中に自分を配置していく”感覚が強くありました。名前や外見を決めるたびに、キャラクターが神椿市の路地や広場を歩く姿が目に浮かぶ――その没入感は他のTRPGでは味わいにくいものです。

また、キャラクターの作成は「NARRATIVE CC」上で直感的に行えるため、複雑なシートや紙の準備が不要。スマホやPCからアクセスし、画面の案内に従って入力していくだけで、自分だけの物語の主人公が完成します。これならTRPG未経験者でも、迷わず物語の世界へ飛び込めます。

このキャラメイクで最も面白いのは、“選んだ要素が後のセッションでどう物語に影響するか”が全く予測できないところ。だからこそ、最初の選択から物語の始まりまでがすでにワクワクの連続なのです。

ダイス判定と行動解決の仕組み

『神椿市建設中。NARRATIVE』の行動解決は、TRPGの醍醐味であるダイスロールによって行われます。判定に使うのはD6（6面）、D8（8面）、D10（10面）といった複数種類のダイス。状況や行動の難易度に応じてどのダイスを使うかが決まり、その出目が成功か失敗かを左右します。数字だけでなく、“どのような行動や感情を込めたか”によっても結果の解釈が変わるため、単なる確率計算ではなく物語的な判断も重要になります。

例えば、敵の注意を引きつける行動一つでも、「声をかける」か「物を投げる」かで必要な技能や判定難易度が変わります。こうした細やかな判断が物語を生き生きとさせ、同じシナリオでもプレイヤーごとに全く異なる展開を生み出します。

判定の結果は、そのままセッションの空気を左右します。高い出目で成功すればドラマチックな展開が広がり、失敗すれば予想外のトラブルが物語に波紋を広げる。この“成功と失敗の物語化”こそ、TRPGの中でも特にNARRATIVEが魅せる部分です。

公式ルールブックや「NARRATIVE CC」のガイドには、こうした判定の流れや難易度設定が丁寧に説明されており、初心者でも迷わず進められます。また、オンラインツールならではの便利さとして、ボタン一つで自動的に判定が行われ、成功・失敗の表示も瞬時に反映されます。これにより、ルールに不慣れなプレイヤーでもセッションに集中できます。

私は初めて「原初の歌」を使った判定で大成功を出したとき、まるで自分のキャラクターが本当に都市の運命を変えたような感覚を覚えました。TRPGはサイコロを振るだけではありません――そこには確かに、自分が物語を動かす“手応え”があるのです。

アプリ版「NARRATIVE CC」でできること

キャラ作成からセッション進行までの流れ

『神椿市建設中。NARRATIVE』の公式ブラウザツール「NARRATIVE CC」は、スマホ（iOS 16以上、Android 13以上）やPCからアクセスできるオールインワンのTRPGプレイ環境です。ここでは、キャラクター作成からシナリオ進行、ダイス判定、活動報告までをすべてオンライン上で完結できます。紙のキャラシートや物理ダイスが不要で、ボタン一つで判定や記録が可能なのは、デジタルTRPGの大きな強みです。

キャラ作成では、属性や技能、特技に加えて、“原初の歌”や“存在値”といったNARRATIVE独自の設定も直感的なUIで入力可能。入力が終わると、自分だけのキャラクターがデータとして保存され、すぐにセッションで使用できます。作成時点から物語の核を形作ることができ、プレイヤーは自分のキャラクターが神椿市に「住み始める」瞬間を体験できます。

セッションでは、プレイヤーはGM（ゲームマスター）や他の共創者とリアルタイムでやりとりし、ダイスを振って物語を進行します。画面上のチャット欄に台詞や行動を入力すれば、それがそのまま物語の一部になる――この“文章が都市に刻まれる感覚”は、オンラインならではの魅力です。

私は初めて「NARRATIVE CC」でセッションを行ったとき、ブラウザ上に流れる文字や判定結果を見て、本当に自分のキャラクターがこの都市で息づいていると感じました。特にセッション後にログを読み返すと、その時の緊張や高揚が蘇ってくるのです。

こうして「NARRATIVE CC」は、TRPGの面白さをデジタルの快適さと融合させ、プレイヤーにとっての“物語の拠点”として機能しています。

仲間探しと公式Discordの活用方法

『神椿市建設中。NARRATIVE』の魅力は、一人で遊ぶだけでなく、他の共創者と出会い、物語を紡いでいけることです。仲間探しには公式Discordサーバーが用意されており、そこではセッション募集や雑談、質問、情報交換が日々行われています。TRPG初心者でも安心して参加できるよう、サーバー内にはルール説明や遊び方のガイドチャンネルも整備されています。

Discord上でセッションの募集がかかると、日時やシナリオ概要、参加条件が明記されており、興味のあるプレイヤーは気軽に手を挙げられます。また、すでに固定の仲間がいる場合でも、Discordを通じて他のグループと交流し、新しい物語に挑戦することも可能です。

公式が提供するイベントシナリオもDiscord経由で募集が行われることが多く、「テセラクター大侵攻」などの大型イベントは特に盛り上がります。こうしたイベントは、物語全体の流れにも影響を与えるため、参加することで自分のキャラクターが都市の歴史の一部になる感覚を味わえます。

私が参加した初めてのセッションは、公式Discordで偶然見つけた募集からでした。知らない人ばかりの中で始まった物語が、数時間後にはまるで長年の仲間と共有してきた冒険のように感じられた瞬間――これがNARRATIVEの醍醐味だと思います。

このように、スマホ版NARRATIVEと公式Discordを組み合わせることで、物語は常に広がり続けます。仲間探しも物語づくりの一部であり、その出会いの数だけ神椿市の未来が変わっていくのです。

イベントシナリオと報酬システム「fG」

チュートリアル「出会いの物語」と本編への導入

『神椿市建設中。NARRATIVE』の入口として用意されているのが、チュートリアルシナリオ「出会いの物語」です。これはキャラクター作成とルール習得を同時に体験できる導入編で、TRPG初心者でも自然に物語世界へ没入できる構成になっています。このチュートリアルでは、キャラクターのステータス設定、技能や特技の選択、ダイス判定の流れなど、基本的なルールを実際の物語進行と並行して学べるのが特徴です。

物語は、プレイヤーキャラクターが神椿市に足を踏み入れ、仲間やNPCと出会い、初めての怪現象「Q」に直面する場面から始まります。ここで得られる体験は、その後の本編シナリオにおける行動方針やキャラクター性の基盤となります。チュートリアル終了後には、公式が用意した本編シナリオやイベントシナリオへとスムーズに進むことができ、プレイヤーは自分の物語を本格的に描き始めるのです。

私が「出会いの物語」に参加したとき、単なるルール説明ではなく、最初から“自分のキャラクターとして息をしている感覚”がありました。これは、物語の導入部分がとても丁寧に設計されているからこそだと思います。TRPG経験者でも、このチュートリアルを経てから本編に挑むことで、神椿市特有のルールや雰囲気を存分に楽しめます。

特に印象的だったのは、行動や選択によってNPCの態度や物語の展開が変わる点。ここで初めて「自分がこの都市の未来を変える存在になれる」という実感が湧きました。

「出会いの物語」は、単なる練習試合ではなく、神椿市という舞台に立つための“第一章”そのものなのです。

活動報告とfGを活かしたキャラ強化

『神椿市建設中。NARRATIVE』の大きな特徴の一つが、報酬システム「fG（フューチャーゴールド）」です。セッション終了後、「NARRATIVE CC」上で活動報告書を提出すると、週に一度“お給料”としてfGが支給されます。このfGはゲーム内通貨として扱われ、キャラクターのパラメータ変更やアイテム入手、特技習得など、キャラの成長や物語の幅を広げるために使用できます。

さらに、「ライフ・ナラティブ」と呼ばれる日常的な活動報告でも、1日1回までfGを獲得可能。これは、交流や創作、都市での生活を想像して記録するだけで報酬が得られる仕組みで、物語外でもキャラクターの存在感を育てられるユニークな要素です。また、募集時に提出できる「創造」の活動報告は、報酬がより高く設定されており、積極的に参加するモチベーションを高めてくれます。

私が面白いと感じたのは、このfGが単なるゲーム内資源ではなく、物語をより深く楽しむための“燃料”になっている点です。例えば、報告書に記した出来事が次のセッションで話題になったり、他プレイヤーの活動報告を読んで新しい物語の種が芽生えることもあります。

報酬システムはモチベーション維持に直結しますが、神椿市の場合、そのプロセス自体が物語に組み込まれているのが特徴です。fGを得るための活動報告は、プレイヤーが自分のキャラクターとして都市に生きることを促し、それがまた物語を豊かにします。

こうして、活動報告とfGは、神椿市での物語体験を長期的に継続させる大きな原動力となっているのです。

原作・ルールブックでしか味わえない深掘り情報

巻末設定や非公開エピソードの読み解き

『神椿市建設中。NARRATIVE』の公式ルールブックや原作資料集には、プレイヤーがセッション中には触れられない“裏の情報”が詰まっています。巻末の設定資料には、神椿市の地理や歴史、NPCの詳細なプロフィール、怪現象「Q」の裏側に潜む真相など、公式サイトやゲーム内では断片的にしか語られない情報が網羅されています。

中には、本編シナリオでは決して明かされない秘密や、プレイヤーが選択することでのみ判明する可能性がある伏線も含まれています。特定のNPCの台詞や仕草の意味が、巻末資料を読んだ瞬間に全く違う解釈に変わる――そんな発見は、このルールブックを手に取った人だけが味わえる特権です。

私自身、あるイベントで登場したNPCの行動が理解できなかったのですが、巻末の一文を読んだ途端、「あの時の表情は伏線だったのか！」と鳥肌が立ちました。こうした裏設定を知ることで、セッション中の何気ないシーンが一気に重みを持ち、物語全体の見え方が変わります。

また、非公開エピソードや世界観の裏話も、ルールブックや原作資料にはしっかり盛り込まれています。これらを読むと、神椿市が単なるゲームの舞台ではなく、“生きている都市”として感じられるのです。

TRPGはプレイヤーの想像力に委ねられる部分が多いですが、こうした公式からの情報補完があることで、その想像がより精密で濃密なものになります。原作資料は、神椿市での物語をもう一段階深く楽しむための鍵と言えるでしょう。

TRPGセッションが何倍も楽しくなる原作補完

原作やルールブックを読む最大のメリットは、TRPGセッションの楽しさが格段に増すことです。セッション中、NPCや舞台設定についての背景知識があると、何気ない会話や出来事にも含まれた意味を即座にキャッチできます。これにより、物語の伏線やテーマをより早く察知でき、行動や選択に深みが増すのです。

特に『神椿市建設中。NARRATIVE』は、楽曲や映像作品、朗読劇といった他メディア展開と強くリンクしているため、原作補完によってセッション外の情報も一気に繋がります。ある曲の歌詞が、シナリオ中の特定の出来事の暗示だったと気づいた瞬間の快感は、まさにこの作品ならではです。

私は原作資料を読んだ後に再び同じシナリオを遊びましたが、同じ場面がまるで別の物語に見えました。背景を知っていると、キャラクターの行動一つひとつに新しい意味が宿り、感情移入の度合いも飛躍的に高まります。

さらに、ルールブックにはGM向けの運営ガイドや物語の回し方、プレイヤーの行動に応じた展開例なども載っているため、自分がGMとして参加する際にも大いに役立ちます。これはTRPG経験者はもちろん、初めてGMに挑戦する人にとっても心強いサポートです。

原作とルールブックを通して得られる情報は、セッションを単なる一回限りの遊びではなく、積み重ねることで成長し続ける物語体験へと変えてくれます。神椿市という舞台は、知れば知るほど奥行きが広がり、プレイヤーとしての視点が磨かれていくのです。

神椿市建設中。スマホ版NARRATIVE・TRPGまとめ

スマホ版NARRATIVEで広がる物語体験

『神椿市建設中。NARRATIVE』は、スマホやPCからアクセスできる公式ブラウザツール「NARRATIVE CC」によって、従来のTRPGのハードルを大きく下げながらも、深い物語体験を提供しています。キャラクター作成からシナリオ進行、ダイス判定、活動報告までをワンストップで行える環境は、忙しい日常の中でも物語に没入できる大きな利点です。

神椿市という舞台は、現実と幻想が入り混じる独特な世界観を持ち、その中でプレイヤーは“共創者”として都市の未来を形作ります。スマホ版であれば、場所や時間を選ばず、いつでも神椿市の物語にアクセスできるため、短時間のログインでも都市の空気を感じられるのが魅力です。

私が特に推したいのは、この作品が“遊びながら物語を創る”という点。プレイヤーが加えた行動や台詞が、そのまま神椿市の一部となり、他の共創者の物語にも影響を与える――この相互作用は、オンラインTRPGならではの魔法です。

さらに、楽曲や映像、朗読劇といったKAMITSUBAKI STUDIOの他メディア展開とリンクしているため、シナリオ外のコンテンツも物語の一部として感じられるようになります。スマホ版NARRATIVEは、その入り口としても非常に優れています。

TRPG初心者も経験者も、このスマホ版から始めれば、神椿市の物語を自分のペースで育てていくことができるでしょう。

これからNARRATIVEを始める人へのメッセージ

もし「TRPGって難しそう」と感じているなら、スマホ版『神椿市建設中。NARRATIVE』はまさに最適なスタート地点です。チュートリアル「出会いの物語」でルールを自然に学びながら、自分だけのキャラクターを作り、そのまま本編やイベントシナリオへと進めます。

仲間探しは公式Discordで、物語の補完は原作ルールブックで――この二つを活用すれば、あなたの物語は一層濃密になります。活動報告やfGシステムによって、プレイヤーの行動が継続的に都市に刻まれ、キャラクターは日々成長していきます。

私が感じたのは、この作品は“ただ遊ぶだけ”では終わらないということ。物語はセッションで生まれ、原作や他プレイヤーとの交流で広がり、そしてまた次のセッションへと繋がっていく――この循環こそが神椿市の生命線です。

これから参加するあなたも、最初の一歩を踏み出すだけで、その循環の一部となります。そして、気づけば神椿市の空気や匂い、音までもが、あなたの中に確かに残っているはずです。

さあ、物語の舞台は整いました。あとはあなたが、神椿市にどんな物語を刻むのか――それだけです。