『盗掘王』は「小説家になろう」の作品ではなく、SAN.Gによる原作とピッコマ配信のノベル版を持つ別系統の作品です。
検索すると「なろう」に『黄昏の盗掘王』という似たタイトルが見つかるため混同しやすいのですが、こちらは朝寝東風さんによる別作品。名前は近くても、作者も物語もまったく異なります。
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『盗掘王』はなろう作品?結論からいうと別作品
「盗掘王 なろう」と検索した方が最初に押さえておきたいのは、ピッコマで配信されている『盗掘王』と、「小説家になろう」に掲載された『黄昏の盗掘王』は別作品だという点です。
ピッコマ版『盗掘王』には、3B2S、SAN.G、Yunsというクリエイター名が記載されています。作品ジャンルは「リバース」「アクション」で、フルカラーのSMARTOONとして展開されています。
物語の中心になるのは、世界各地に突如として現れた謎の「墓」と、その内部に存在する「遺物」です。
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遺物は人間に異能力を与える特殊な存在で、その力によって巨万の富を得る者もいれば、世界そのものを支配しようとする者まで現れます。
そんな世界で次々と遺物を奪っていく人物が、「盗掘王」と呼ばれる存在です。死を経験した主人公が再び立ち上がり、遺物をめぐる争いへ身を投じていくリバース系の異能力アクションとして描かれています。
一方、「小説家になろう」で確認できる『黄昏の盗掘王』は、作者が朝寝東風さんです。
こちらは、神の加護「ブレイブ」を授からなかった主人公アイクが、幼馴染たちからパーティー追放を告げられるところから始まります。
前世の断片的な記憶や、その記憶に由来する不思議なカードを使い、クリーチャーやアイテムを召喚しながら戦っていくファンタジーです。
つまり、
- 『盗掘王』:3B2S・SAN.G・Yunsがクレジットされたピッコマ配信作品
- 『黄昏の盗掘王』:朝寝東風さんが「小説家になろう」に掲載した作品
という違いがあります。
「盗掘王」という言葉だけを見ると同じシリーズにも感じますが、設定を並べればかなり分かりやすいですね。
『盗掘王』は「墓」「遺物」「異能力」「リバース」が重要なキーワード。一方の『黄昏の盗掘王』では「ブレイブ」「パーティー追放」「前世」「カード召喚」といった要素が物語の軸です。
私はこの二作品を調べていて、検索結果だけでは混同が起きても仕方がないと感じました。
タイトルの核心部分が同じ「盗掘王」であり、さらにどちらにもファンタジー的能力や成り上がりを想像させる要素がある。ぱっと見だけなら「なろう版と漫画版なのかな?」と思ってしまうんですよね。
ですが、『黄昏の盗掘王』が『盗掘王』の原作という関係ではありません。
ここを切り分けるだけで、「盗掘王って結局なろう原作なの?」という疑問はかなり整理できます。
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「小説家になろう」にある『黄昏の盗掘王』とは?
では、検索時に混同されやすい『黄昏の盗掘王』とはどんな作品なのでしょうか。
『黄昏の盗掘王』は朝寝東風さんによる作品で、「小説家になろう」に掲載されています。提示されている作品情報では、最終エピソード掲載日は2023年6月19日です。
物語の舞台は、「ブレイブ」と呼ばれる神の加護を持つ者だけがモンスターを倒せる世界。
主人公アイクは成人式でブレイブを授かることができず、幼馴染二人からパーティーを追放されてしまいます。
いかにもWeb小説らしい強烈な導入です。
才能を認められなかった主人公、仲間からの離別、そこから明らかになる特殊な能力。読者が「ここからどう逆転するんだ?」と続きを追いたくなるフックが、最初からかなり明確に置かれています。
アイクには断片的な前世の記憶があり、さらにその記憶に由来する不思議なカードを利用できます。
カードからさまざまなクリーチャーやアイテムを召喚しながら、千年周期の終わりを告げる「黄昏」を生き抜いていくことが物語の大きな軸です。
掲載履歴を見ると、最初の「001 追放は固い黒パンの味」は2023年4月1日20時に公開されています。
その後も高い頻度で更新され、4月4日には「004 13歳、日常が終わる日」、4月16日には「016 14歳、変化する日常は誰の思惑か」、4月26日には「026 冒険者生活の始まり」と物語が進んでいます。
5月3日の「033 15歳、少年少女の逆襲」を経て、「領主と盗賊ギルド」「南西の山賊討伐」「領主の策謀」「少女の策謀」「力の代償」「山賊砦の攻防」といったエピソードが続きました。
そして2023年6月19日の「080」まで掲載され、その後にあとがきが置かれています。
かなり短期間に集中して物語が公開されていたことが分かります。
だからこそ、「盗掘王」と検索してこの作品へたどり着いた人が、ピッコマの『盗掘王』と結び付けてしまう可能性があるのでしょう。
ただし物語を数行読めば、その違いは明白です。
ピッコマ版『盗掘王』における中心概念は、人類へ異能力をもたらす「遺物」と、それを内包する「墓」です。
『黄昏の盗掘王』は、ブレイブを得られなかったアイクと、前世の記憶から生まれたカードによる召喚能力を中心としたファンタジー。
主人公も世界観も能力体系も一致しません。
「タイトルが似ている」という一点だけで原作関係を判断してしまうと、かなり違う場所へ迷い込んでしまうわけです。
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『盗掘王』の原作と漫画・小説の関係はどうなっている?
ここからが、「盗掘王 なろう」と検索した人にとってもう一つ重要なポイントです。
『盗掘王』には漫画だけでなく、「盗掘王(ノベル)」という小説版も存在します。
ピッコマの作品ページでも、関連作品として「盗掘王(ノベル)」が掲載されています。
つまり「小説版がある」という認識自体は間違いではありません。
ややこしいのは、「小説がある」ことと「小説家になろう原作である」ことが、まったく同じ意味ではない点です。
ここ、本当に混同しやすい。
日本では『転生したらスライムだった件』をはじめ、Web小説投稿サイトから書籍化、コミカライズ、アニメ化へ発展する作品を数多く見てきました。
そのため、「縦読み漫画+能力バトル+回帰+原作小説あり」という組み合わせを見ると、自然と「なろう系なのでは?」と連想してしまいます。
しかし、『盗掘王』について整理すると、提示資料上ではピッコマに漫画版とノベル版が存在しており、漫画版には「3B2S・SAN.G・Yuns」、ノベルにはSAN.Gの名前が結び付いています。
漫画版は3B2Sが作画、Yunsが脚色、SAN.Gが原作としてクレジットされている形です。
したがって、作品を読む順序や原作関係を考えるときには、「なろうに同名作品があるか」ではなく、SAN.Gの原作と3B2S・Yunsによる漫画展開という関係を見る方が正確です。
実際、漫画版『盗掘王』とノベル版で共有されているのは、「墓」と「遺物」が現れた世界を舞台にした物語そのもの。
遺物が所有者に異能力を与え、それによって富や権力を手にした人間たちが現れる中、主人公が遺物を奪いながら頂点へ向かっていく。
この基本構造が作品の核になっています。
漫画を先に知った読者にとってノベル版は、「漫画とは別タイトルの似た作品」ではなく、物語の源流へ近づくための選択肢と考えると分かりやすいでしょう。
ここで個人的に面白いと思うのが、『盗掘王』の場合、原作と漫画で同じストーリーでも「受け取る情報の質」がかなり変わりそうなところです。
SMARTOONは縦スクロールという形式上、遺物の出現や戦闘、逆転の瞬間を視覚的な勢いで見せるのが得意です。
一方、小説は人物の認識や判断、状況の説明を文字として追える。
つまり漫画で「うわ、この展開気持ちいい」と感じた場面ほど、小説では主人公が何を考えていたのか、その判断がどこから生まれたのかを違う角度から確かめられる可能性があるんですよね。
ただし、原作小説と漫画で具体的にどの場面の描写量が違うかについては、今回提示された資料だけから細かく断定することはできません。
だからこそ、「漫画で省略された場面が必ずある」「原作にしかない設定が大量にある」といった言い切りは避けるべきでしょう。
それでも、ノベル版という異なる媒体が公式に用意されていること自体が、漫画とは別の読み方をできる入口になっています。
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なぜ『盗掘王』は「なろう系」に見えるのか?
『盗掘王』そのものが「小説家になろう」の作品ではないとしても、「なろうっぽい」と感じる読者がいること自体は不思議ではありません。
とくに大きいのは、主人公が一度敗北した状態から知識や能力を武器に逆転していく構造です。
『盗掘王』の紹介では、主人公は凄惨な死を経験したのち、復讐の化身として物語へ戻ってきます。
そして世界に存在する「遺物」を次々と奪っていく。
未来や状況を知る主人公が、その情報差を武器にして他者より先へ進む構造は、Web小説で人気の回帰・やり直し・成り上がり系作品とも非常に相性がいいものです。
さらに、「特殊な能力を持つアイテム」「富と権力を得るライバル」「主人公による逆転」という要素もあります。
読者からすれば、「主人公がどうやって自分を陥れた側を出し抜くのか」という快感が物語を前へ押していく。
こうした読後感が、日本で広く「なろう系」と呼ばれる作品群の一部と重なるため、掲載元まで「なろう」だと思われやすいのではないでしょうか。
ただ、ここでは「なろう系」という言葉を慎重に扱いたいところです。
本来、「小説家になろう掲載作品」と「なろう系と呼ばれやすい作風」は別の話だからです。
前者は掲載媒体についての事実。
後者は、転生・回帰・追放・チート・成り上がりなど、Web小説文化の中で共有されてきた特徴を指す、かなり幅のある呼び方です。
この二つを混同すると、「雰囲気が似ているから掲載元も小説家になろうだろう」という逆算が起きてしまいます。
『盗掘王』は、そのズレが起きやすい典型例に見えます。
私自身、作品を調べるときには「どこで見たことのある構造か」よりも、まずクレジットを見るようにしています。
作画は誰か、脚色は誰か、原作は誰か。
作品名だけを追うより、この三つを見るだけでルーツはかなり見えやすくなります。
『盗掘王』の場合も、ピッコマ側の作品情報には3B2S、Yuns、SAN.Gという情報がきちんと載っています。
反対に「小説家になろう」で『黄昏の盗掘王』を開けば、作者は朝寝東風さん。
名前の一致より、作者名と設定の不一致を見る。
これがいちばん確実です。
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『盗掘王』の漫画版はピッコマで完結、全411話と表示
『盗掘王』の掲載元を調べている読者にとって、現在の漫画版がどのような状態なのかも気になるところでしょう。
元ネタのピッコマ掲載情報では、『盗掘王』には「完結」の表示があり、作品ページでは「全411話」と案内されています。
また、作品には「SMARTOON」「アクション」「青年マンガ」「異能力」「冒険」「フルカラー」「アニメ化」「リバース」といったタグが付いています。
この情報からも、少なくとも日本で読まれている漫画版『盗掘王』は、「なろうに掲載された小説をそのまま漫画化した日本作品」という見え方とはかなり異なることが分かります。
作品の魅力を一言で言うなら、やはり「遺物争奪戦」です。
墓から発見される遺物は単なる宝物ではありません。
人間に異能力を与え、その人物の社会的な立場まで変えてしまう。
つまり『盗掘王』では、遺物を手に入れることがそのまま「力」「金」「権力」を獲得することにつながっています。
ここが単なるダンジョン攻略ものとは少し違っていて、私はかなり面白い設定だと思っています。
普通の冒険作品なら、宝物を手に入れれば主人公が強くなる。
でも『盗掘王』では、誰が遺物を所有するのかによって人間社会の力関係そのものが動く。
だから盗掘は単なるアイテム集めではなく、権力の移動でもあるんですよね。
主人公が遺物を一つ奪えば、一人の敵が弱くなるだけではない。
未来に成立するはずだった富や支配の構図まで変わる可能性がある。
「未来を知っている人物が、価値の上がるものを誰より早く確保する」という構造にも近く、その点が回帰ものとしての爽快感を強くしています。
しかも遺物は人間の欲望と切り離せない。
力を得れば、当然それを利用したい人間が現れます。
富を得たい。
支配したい。
奪われたくない。
もっと強い遺物が欲しい。
主人公の復讐だけを追っているつもりが、いつの間にか「力を所有する人間はどう変わるのか」という話にも見えてくる。
ここまで来ると、単純な俺TUEEE系とだけ呼ぶには少しもったいないんですよね。

『盗掘王』の小説と漫画はどちらから読むべき?
「盗掘王がなろう作品ではないなら、結局どれを読めばいいの?」という疑問も出てくると思います。
結論としては、テンポと視覚的な爽快感を重視するなら漫画版、物語を文字から追いたいならノベル版という選び方が分かりやすいです。
ピッコマの漫画版はSMARTOON形式で、フルカラー。
縦スクロールで進むため、遺物の登場や能力発動、敵との対峙といった「見せ場」を短いリズムで追いやすい形式です。
そして作品ページでは完結作品として扱われています。
一方で、ピッコマには「盗掘王(ノベル)」も存在しています。
漫画だけを知っていた方にとっては、このノベル版の存在こそ「そういうことだったのか」となるポイントかもしれません。
「原作がある」と聞いて日本のWeb小説投稿サイトを探す。
「盗掘王」と入力する。
『黄昏の盗掘王』がヒットする。
そこで「これが原作なのか」と思う。
検索行動としては、かなり自然なんです。
しかし実際には、そこで作品がすり替わってしまっています。
『黄昏の盗掘王』の主人公はアイク。
対してピッコマ『盗掘王』は、「墓」と「遺物」をめぐるリバースアクションです。
この一点を覚えておけば、もう迷わないはずです。
個人的には、漫画版で世界観に入った人ほどノベル版にも興味が湧くタイプの作品だと思います。
なぜなら『盗掘王』は、主人公が未来あるいは過去の経験に基づいて先回りする面白さが大きいからです。
「なぜ今、この遺物を狙うのか」。
「なぜこの人物を警戒するのか」。
「この時点では周囲に価値が知られていないものを、主人公だけがなぜ重要視するのか」。
こうした情報差が快感になる作品は、行動だけでなく思考を追う楽しさがあります。
漫画では視覚的な演出によって一気に読める一方、小説という形式では文章を通して判断の積み重ねを追える。
同じ展開でも、こちらが拾う伏線の種類が変わってくるんです。
先の展開を知ることを避けたい人は漫画をそのまま進めればいい。
一方で、「この世界の仕組みをもっと深く理解したい」「主人公の判断を文字でも追いたい」という人なら、ノベル版の存在を知っておく価値はあります。
これは単に「原作だから偉い」という話ではありません。
漫画と小説は、それぞれ違う速度で物語を体験する媒体です。
『盗掘王』のように能力、遺物、人物関係、未来知識が複雑に絡む作品では、その速度の違い自体が面白さになります。
『盗掘王』と『黄昏の盗掘王』を間違えないためのポイント
最後に、二作品をもう一度整理しておきます。
項目 『盗掘王』 『黄昏の盗掘王』
主な掲載情報 ピッコマで漫画・ノベルを確認 小説家になろう
関係者・作者 3B2S・Yuns・SAN.G 朝寝東風
主な設定 墓、遺物、異能力、リバース ブレイブ、追放、前世、カード召喚
主人公像 遺物を奪い「盗掘王」と呼ばれる人物 ブレイブを得られなかったアイク
同一作品か ― 『盗掘王』とは別作品
検索で最も役立つ識別ポイントは、タイトルではなく作者名と世界観です。
「SAN.G」「3B2S」「Yuns」「遺物」「墓」が出てきたらピッコマで展開されている『盗掘王』。
「朝寝東風」「アイク」「ブレイブ」「カード」が出てきたら『黄昏の盗掘王』。
ここまで分ければ混同することはほぼありません。
そして、私はこの違い以上に重要なのが、「作品ジャンル」と「作品の出身地」を分けて考えることだと思っています。
回帰する。
強力な能力を得る。
未来の知識で他人を出し抜く。
どん底から成り上がる。
こうした特徴を見ると、日本の読者はつい「なろうっぽい」と感じます。
でも、物語の形式が似ていることと、その作品が実際に「小説家になろう」で生まれたことは別問題です。
今後も海外発のWeb小説や縦読み漫画が増えていけば、こうした混同はさらに起きやすくなるでしょう。
作品を正確に知りたいときは、「〇〇系だから」というイメージより、原作者・作画・脚色・掲載媒体を見る。
地味ですが、これがいちばん強い確認方法です。
『盗掘王』はなろう原作ではない――作品のルーツを分けて見ると分かりやすい
今回のテーマについて、私の見方をまとめると、『盗掘王』が「なろう作品なのでは?」と思われる理由は二重にあります。
一つは、回帰・異能力・逆転・成り上がりというWeb小説的な面白さを持っていること。
もう一つは、実際に「小説家になろう」に『黄昏の盗掘王』という極めて似た題名の作品が存在していることです。
この二つが重なると、検索する側から見ればかなり紛らわしい。
しかし資料を順に見ると、関係はシンプルです。
ピッコマ『盗掘王』は3B2S、Yuns、SAN.Gがクレジットされた作品で、「墓」と「遺物」を中心に展開するリバースアクション。
ノベル版『盗掘王』も存在しています。
一方、『黄昏の盗掘王』は朝寝東風さんによる「小説家になろう」掲載作品で、アイクという少年を主人公に、ブレイブや前世の記憶、カード召喚を描いた別のファンタジーです。
したがって、「『盗掘王』=小説家になろうの『黄昏の盗掘王』」と考えるのは誤りです。
私がこの作品の原作関係を調べていて、とくに面白いと感じたのはここでした。
「なろうかどうか」を調べているはずなのに、突き詰めていくと見えてくるのは、いまの漫画・アニメ文化がもう日本国内だけの出版ルートでは説明できなくなっていることなんですよね。
読者が最初に出会うのは漫画かもしれない。
そこからノベルへ行く人もいる。
さらにアニメ化によって初めて名前を知る人も出てくる。
入口が増えれば増えるほど、「どれが原作なのか」は見えにくくなります。
だからこそ、原作をたどる作業そのものが作品をもう一段深く楽しむ方法になっている気がします。
『盗掘王』を漫画で読んでいる人なら、主人公がなぜその遺物を狙い、なぜ他者より一歩早く動けるのかという「知識の差」に注目してみてください。
表面では豪快な盗掘と逆転劇が走っているのに、その下では未来を知る者だけが持つ孤独や計算が動いている。
ここに気づくと、同じシーンが少し違って見えるんです。
原作小説という別の入口があることを知った今なら、漫画でさらっと通過した場面の意味をもう一度確かめたくなる人もいるでしょう。
全部を先に知る必要はありません。
むしろ「この判断、本当に復讐だけが理由なのか?」と疑問を残したまま読む方が、『盗掘王』らしい駆け引きを楽しめる気がします。
まとめ
『盗掘王』について「なろう作品なの?」と疑問に思った場合、まず覚えておきたいのは、「小説家になろう」の『黄昏の盗掘王』とは別作品だということです。
ピッコマで配信される『盗掘王』には3B2S、Yuns、SAN.Gがクレジットされ、漫画版だけでなく「盗掘王(ノベル)」も存在します。
漫画版は世界各地に出現した「墓」と、人間へ異能力を与える「遺物」を軸にしたリバースアクション。ピッコマの掲載情報では完結作品となっており、全411話と表示されています。
対して『黄昏の盗掘王』は朝寝東風さんによる「小説家になろう」掲載作品です。
2023年4月1日に第1エピソードが公開され、主人公アイクが神の加護「ブレイブ」を得られず幼馴染から追放され、前世の記憶と不思議なカードを武器に歩き始める物語となっています。
タイトルだけを見ると確かに紛らわしい。
でも、「SAN.G・遺物・墓」と「朝寝東風・アイク・ブレイブ」に分けて覚えると、作品の違いは一気に見えます。
そして何より、『盗掘王』に小説版があることと、「小説家になろう原作」であることは別です。
この線引きを知っておけば、「盗掘王 なろう」で検索したときに別作品を原作だと勘違いすることもありません。
よくある質問
『盗掘王』は小説家になろうで読めますか?
今回確認した資料では、ピッコマ版『盗掘王』が「小説家になろう」の掲載作品だとは確認できません。
「小説家になろう」には朝寝東風さんの『黄昏の盗掘王』がありますが、ピッコマの『盗掘王』とは作者・主人公・設定が異なる別作品です。
『盗掘王』には原作小説がありますか?
はい。ピッコマには関連作品として「盗掘王(ノベル)」が掲載されており、SAN.Gの名前が確認できます。
そのため、漫画版だけでなく小説として『盗掘王』の物語を読む入口もあります。
『黄昏の盗掘王』は『盗掘王』の原作ですか?
いいえ。『黄昏の盗掘王』は朝寝東風さんによる別作品です。
アイク、ブレイブ、前世の記憶、カード召喚を軸とするファンタジーで、墓と遺物を中心に描くピッコマ『盗掘王』とは物語上のつながりは確認できません。
執筆:相沢 透(あいざわ・とおる)


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