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『うしろの正面カムイさん』は打ち切り?噂が出た理由と連載状況を検証

暗い学校の廊下で怪異の気配を感じる少女と、その背後に落ち着いて立つ霊能力者を描いたホラーコメディ風の構図 うしろの正面カムイさん
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『うしろの正面カムイさん』は打ち切りになっておらず、2026年時点でも連載継続中です。12巻まで刊行され、テレビアニメも2026年7月3日から放送が始まっています。

「11巻で完結した?」「編集部の騒動で終了するのでは?」という情報が重なったことで打ち切り説が広がりましたが、少なくとも確認できる連載・刊行状況を見る限り、正式な打ち切りを示す材料はありません。


『うしろの正面カムイさん』は打ち切り?現在の連載状況は

結論から見ると、『うしろの正面カムイさん』は打ち切りではありません

本作は原作・えろき先生、作画・コノシロしんこ先生による漫画で、2020年3月27日から小学館の『裏サンデー』『マンガワン』で連載されています。

単行本も刊行が続いており、2026年2月19日には第12巻が発売されました。少なくとも「11巻で終了した」「すでに完結した」という情報とは矛盾します。

整理すると、現在確認できる主な状況は次の通りです。

  • 連載開始:2020年3月27日
  • 掲載媒体:『裏サンデー』『マンガワン』
  • 最新刊:第12巻
  • 第12巻発売日:2026年2月19日
  • シリーズ累計発行部数:100万部突破
  • テレビアニメ:2026年7月3日から放送開始
  • 公式な完結・打ち切り発表:確認されていない

これだけを見ると、「後ろの正面カムイさんは打ち切りになった」という認識にはかなり無理があります。

むしろ興味深いのは、これほど明確に作品が動いているにもかかわらず、なぜ「打ち切り」という言葉だけが独立して広がったのか、という点です。



なぜ『うしろの正面カムイさん』に打ち切り説が出たのか?

打ち切り説が生まれた背景には、一つの決定的な理由があるというより、複数の不安材料が同時期に重なったことが大きかったと考えられます。

とくに影響が大きかったとされるのが、掲載媒体であるマンガワン編集部をめぐって2026年に表面化した騒動です。

参考情報では、編集部に関係する人物をめぐる問題が注目され、その流れで『うしろの正面カムイさん』の担当編集者との関係も話題になったとされています。

原作者のえろき先生がSNSで担当編集者の移管を求める趣旨の投稿をしたこともあり、「作品そのものにも影響が及ぶのではないか」と読者が警戒する状況になりました。

ここは切り分けて考える必要があります。

編集体制への不安と、作品の打ち切り決定は同じ話ではありません。実際、その後も漫画の連載そのものは継続しています。

ただ、読者からすれば舞台裏で大きな問題が起きた直後です。「このまま普通に続くのだろうか」と考えてしまうのは自然でしょう。

打ち切り説は、作品人気の低迷から生まれたというより、作品の外側で起きた出来事が連載継続への不安へ変換された噂と見るほうが実態に近そうです。

※画像はAIによるイメージ


11巻が最終巻という情報は本当?完結説が広がった理由

もう一つ、かなり分かりやすい原因があります。

一部のサイトやSNSなどで、「11巻で完結した」という情報が出回ったことです。

しかし実際には、その後の2026年2月19日に第12巻が発売されています。

つまり、少なくとも「11巻が最終巻だった」という説は事実と一致しません。

検索結果というのは厄介です。一度「最終巻」「完結」「終了」といった単語を含むページが増えると、本当に作品を知らない人ほど「何かあったのか?」と検索します。

そして「作品名+打ち切り」という検索自体が増える。

すると、その検索候補を見た別の読者がまた「打ち切りになったの?」と疑い始める。

これ、噂が事実を追いかけているのではなく、検索行動そのものが次の噂を育ててしまう構造なんですよね。

『うしろの正面カムイさん』の場合、11巻完結説、編集部をめぐる騒動、アニメ化直前というタイミングが重なったことで、この循環が起きた可能性があります。

なお、正式な最終巻や完結時期については公表されていません。

カムイの過去やシヅカをめぐる要素など、物語上まだ展開の余地が残されていることを考えても、12巻の時点で「終わりが確定している」と判断できる状況ではありません。


アニメ化されたのに打ち切りが心配されたのはなぜ?

普通なら、アニメ化は「打ち切り説」を弱める材料になります。

『うしろの正面カムイさん』もテレビアニメ化され、2026年7月3日からTOKYO MX、BS11、AT-Xなどで放送が始まりました。

主人公のカムイ役は杉田智和さん、耳塚シヅカ役は碧乃梨心さん、お市役はM・A・Oさんが担当しています。

さらに放送版とは別に、AnimeFestaで表現の異なるバージョンが展開されるなど、本作の特徴に合わせたメディア展開も行われました。

それでも打ち切りが心配されたのは、アニメ化発表と編集部をめぐる騒動の時期が近かったためです。

「アニメ企画まで影響を受けるのではないか」「漫画も連動して終了するのではないか」という連想が広がったわけですね。

しかし、結果として2026年7月には実際にアニメ放送が始まりました。

これは少なくとも、「アニメ化計画が消滅し、そのまま原作も終了する」という最も悲観的な予想が現実にはならなかったことを意味します。

アニメ化だけで漫画の将来を断定することはできません。ただ、放送開始までプロジェクトが進み、原作も刊行され続けている以上、現状を「打ち切り寸前」と表現する根拠は乏しいでしょう。


『うしろの正面カムイさん』の作風も打ち切り説につながった?

『うしろの正面カムイさん』は、怪異を扱うホラーと大胆なギャグを組み合わせた、かなり尖った作品です。

幽霊を引き寄せる女子高生・シヅカが、強力な霊能力者カムイと行動を共にし、次々と怪異に遭遇していくのが基本構造。その一方で、カムイの除霊方法には本作特有のきわどいコメディ表現が盛り込まれています。

この作風から以前より、「よくこの題材を連載できるな」「アニメではどこまで表現できるのか」といった声が出やすい作品でした。

そのため編集部をめぐる騒動が発生した際、本来は別問題である現実の出来事と作品内容が結び付けられ、「さすがに連載継続が難しくなるのでは」と見る人が増えたと考えられます。

ただし、作風が尖っていることと打ち切りはイコールではありません。

本作は2025年までにシリーズ累計発行部数100万部を突破し、「次にくるマンガ大賞2021」Webマンガ部門では第13位にランクインしました。

2020年から長期にわたって連載され、さらにアニメ化まで到達している事実を考えれば、その個性こそが支持されてきた作品でもあります。

僕はここが『うしろの正面カムイさん』という漫画の妙だと思っています。

設定だけ抜き出せば、かなり危うい。でもコノシロしんこ先生の端正な作画で真正面から怪異を怖く描き、そこへカムイという異物を投入するから、恐怖が一瞬で笑いへ反転する。

その落差こそ、この作品のエンジンなんです。

※画像はAIによるイメージ

打ち切り説を考察すると、本当に見るべきなのは「人気」ではない

ネットでは「100万部売れているしアニメ化もしたから打ち切りなんてあり得ない」と説明されがちです。

もちろん、それは打ち切り説を否定する強い材料です。

ただ、僕は少し違うところを見ています。

今回の噂で重要なのは、作品の人気が落ちた形跡よりも、「作品外の出来事によって継続性への不安が生まれた」ことではないでしょうか。

通常、漫画の打ち切り説では売上、掲載順位、更新停止、単行本の刊行間隔などが材料になります。

ところが『うしろの正面カムイさん』の場合、第12巻は2026年2月19日に発売され、アニメも同年7月にスタートしている。

数字と動きだけを追うと、むしろ普通の「人気低迷型打ち切り説」とは逆なんですよね。

では、なぜこんなに不安視されたのか。

ここで効いてくるのが、本作がもともと持っている「危うさ」です。

ホラーなのに笑える。美麗なのにくだらない。常識人であるシヅカの隣に、常識そのものを踏み越えていくカムイがいる。

本作はずっと、この境界線の上を歩いてきました。

だから作品外で騒動が起きた瞬間、読者は無意識に「この作品は境界線から落ちるかもしれない」と感じたのではないでしょうか。

つまり打ち切り説は、売れていない漫画に向けられる不安ではなく、あまりにも独自の場所を走っている作品だからこそ生まれた不安だったのではないか。

これ、かなり皮肉です。

普通なら弱点になりそうな尖った作風が、この漫画を100万部級の作品まで押し上げた。そして同じ尖り方が、外部環境の変化が起きた瞬間には「続けられるのか」という疑念の増幅装置にもなった。

作品の長所とリスクが、実は同じ根から生えているんですよ。

だから僕は、『うしろの正面カムイさん』の打ち切り説を単なるデマとして片付けるより、「なぜ読者がそこまで連載終了を現実的に想像してしまったのか」を見るほうが、この作品らしさに近づける気がしています。


今後『うしろの正面カムイさん』が完結する可能性は?

もちろん、どんな連載作品にもいつか完結は訪れます。

ただし2026年時点では、『うしろの正面カムイさん』について最終回や最終巻の時期は発表されていません。

12巻まで刊行されていること、漫画連載が継続していること、そして2026年7月からテレビアニメが放送されたことを踏まえると、少なくとも「突然11巻で打ち切られた」「すでに終了している」という状態ではありません。

今後について判断するなら、見るべきなのは検索候補やSNS上の噂ではなく、公式の連載告知、新刊情報、掲載状況です。

もし今後本当に完結へ向かうのであれば、通常は作品側から何らかの案内が出る可能性が高いでしょう。

だから今は、存在しない最終回を先回りして心配するより、この奇妙で絶妙なホラーコメディがどこへ着地するのかを追う段階なのだと思います。



まとめ|『うしろの正面カムイさん』打ち切り説は現状では根拠が薄い

『うしろの正面カムイさん』は2026年時点でも連載が続いており、第12巻まで発売されています。公式な打ち切り・完結発表も確認されていません。

打ち切り説が広がった背景には、マンガワン編集部をめぐる騒動、アニメ化への影響を心配する声、作品の尖った作風、そして「11巻完結」という誤情報が重なったことがあると考えられます。

一方で、シリーズ累計100万部突破、2026年7月3日からのテレビアニメ放送など、現在確認できる事実は「すでに打ち切られた」という説とは一致しません。

噂だけを見ると不穏です。しかし作品そのものを追えば、物語はまだ動いている。

この差こそ、今回の打ち切り説を理解するうえで最も大切なポイントでしょう。



よくある質問

『うしろの正面カムイさん』は打ち切りになった?

いいえ。2026年時点で連載は継続しており、公式から打ち切りや完結の発表は確認されていません。

『うしろの正面カムイさん』は11巻で完結した?

11巻完結説は事実と一致しません。2026年2月19日に第12巻が発売されています。

『うしろの正面カムイさん』の最終巻は何巻?

最終巻はまだ発表されていません。2026年時点で確認できる最新刊は第12巻です。

相沢 透

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