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『うしろの正面カムイさん』サキュバス・茨木童子・こっくりさん・化け猫をまとめて解説

カムイとシヅカの周囲にサキュバス・茨木童子・こっくりさん・黒猫の怪異が浮かぶ幻想的な構図 うしろの正面カムイさん
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『うしろの正面カムイさん』には、サキュバス、茨木童子、こっくりさん、化け猫など、出自も性質も異なる怪異が次々と登場します。

原作漫画と2026年放送のTVアニメで描かれた情報を整理すると、それぞれが単なる「倒される敵」ではなく、カムイたちの異質さを別方向から浮かび上がらせる存在であることが見えてきます。


『うしろの正面カムイさん』のサキュバスとは?第3巻とアニメ第8話に登場

サキュバスは、『うしろの正面カムイさん』の怪異のなかでも、とくにカムイとの「相性」が物語の軸になっている存在です。

原作コミックス第3巻は2021年8月11日に発売され、原作・えろきさん、作画・コノシロしんこさんによるB6判192ページの単行本として刊行されました。定価は770円(税込)、ISBNは9784098506682です。

第3巻の紹介では、カムイと助手の女子高生・シヅカを狙って強力な悪霊サキュバスが現れることが明かされています。

同巻には「雪女」「火車」「馬憑き」「サキュバス」と複数の怪異が収録されていますが、サキュバスは巻全体を象徴する相手として大きく扱われています。

さらにコミックス書き下ろしエピソードとして、「サキュバスとエクソシスト(仮)」も収録。そこではサキュバスのリリーと、エクソシストのマリーが出会う展開が用意されています。

つまりサキュバスは、一度きりの怪異というより、作品世界の別角度を見せるために掘り下げられたキャラクターだと捉えたほうが自然でしょう。

そして2026年のTVアニメでもサキュバス編は映像化されており、第8話の題名が「サキュバス」であることが告知されています。

ここで面白いのは、カムイが普段なら怪異側の常識を一方的に破壊する人物なのに、サキュバスはそもそも性質そのものがカムイの除霊スタイルと真正面から衝突する点です。

「カムイなら何でも処理できる」という安心感を、怪異側の属性そのもので揺さぶってくる。

この構造があるから、サキュバス編は単なる新しい敵の登場以上に印象へ残りやすいのでしょう。

※画像はAIによるイメージ


『うしろの正面カムイさん』の茨木童子は何話?第63話「茨木童子②」を確認

茨木童子について、今回確認できる明確な情報は、漫画配信サービス上の第63話「茨木童子②」です。

第63話の公開日は2023年3月10日。掲載ページでは『うしろの正面カムイさん』が隔週金曜日更新の作品として案内されています。

また、2026年時点の掲載ページでは全171話と表示され、コミックス最新刊として13巻が2026年8月10日に発売されたことも確認できます。

ここで重要なのは、第63話の題名が単に「茨木童子」ではなく「茨木童子②」になっている点です。

少なくともタイトル表記から、茨木童子が一話だけで処理される怪異ではなく、複数回にわたって描かれるエピソードの一部だったことが読み取れます。

ただし、今回提示された公式情報には、第63話内部の細かな展開や茨木童子の能力、決着までの具体的内容は記載されていません。

そのため、「茨木童子が誰とどのように戦ったのか」「どの能力が決め手になったのか」といった部分まで断定するのは避けるべきでしょう。

それでも、茨木童子という存在を作品の流れの中で見ると、ひとつ興味深いことがあります。

サキュバスやこっくりさんのように現代のサブカルチャーでも頻繁に扱われる怪異と並んで、日本の鬼伝承を代表する名前まで自然に投入されていることです。

『うしろの正面カムイさん』は怪異をひとつのジャンルに限定していません。

都市伝説、妖怪、悪魔、降霊遊びまで、出自の異なる恐怖を同じリングへ上げてしまう。

この無節操さこそ、むしろ本作の怪異図鑑としての強さだと僕は感じます。



『後ろの正面カムイさん』のこっくりさんはアニメ第2話でどう描かれた?

こっくりさんは、2026年放送のTVアニメ『うしろの正面カムイさん』第2話に登場します。

正式なエピソード表記は第2話「コックリさん/ミニアニメ劇場 その2」です。

作中では、霊感体質を隠しながら「普通の学生」として学校生活を送りたいシヅカのところへ、友人のイナガワが「コックリさんシート」を持ち込んできます。

イナガワたちが召喚を試したことで、本物のコックリさんが出現。

その魔の手が、怪異を引き寄せる特異体質を持つシヅカへ迫ります。

しかしシヅカにとって最大の問題は、ただ助かればいいわけではないことでした。

彼女は周囲に霊感体質を知られず、「誰にも見られずコッソリと」除霊してほしいとカムイへ依頼します。

これ、ものすごく『カムイさん』らしい状況なんですよね。

普通のホラー作品なら「怪異からどう逃げるか」が緊張感の中心になります。

ところがシヅカの場合は、怪異そのものに加えて、カムイが余計なことをしないかまで心配しなければならない。

恐怖の方向が二重になっているわけです。

第2話の脚本は中條元史さん、絵コンテは小野田雄亮さん、作画監督は山本正嗣さんが担当しています。

また同話には「ミニアニメ劇場 その2」として「スナックはざま②」「メン地下アイドル①」も用意され、一部の配信サイトで配信されています。

こっくりさんという誰もが知る降霊遊びを入口にしながら、最終的には「普通でいたいシヅカ」と「どう考えても普通ではないカムイ」の関係へ帰着させる。

怪異の知名度をキャラクターコメディへ変換する、本作の基本設計がとても分かりやすく出たエピソードだと思います。


『うしろの正面カムイさん』化け猫はアニメ第5話でお市と対決

化け猫は、TVアニメ第5話「化け猫」に登場します。

第5話は2026年7月31日にTOKYO MXで放送される回として、7月30日にあらすじと先行場面カットが公開されました。

このエピソードで中心となるのは、カムイやシヅカだけではありません。

以前、口裂け女との戦いに敗れた呪いの市松人形・お市です。

敗北後のお市は少女・ユイちゃんに拾われ、大切な遊び相手として暮らしていました。

ところがユイちゃんが新たに黒猫を拾ったことで、その穏やかな状況が変化します。

しかも、その黒猫は普通の猫ではありません。

正体は怪異「化け猫」で、声を担当するのは白雪碧さんです。

物語ではユイちゃんの命に加え、「一番の遊び相手」という立場まで懸けて、お市と黒猫の対決が始まると紹介されています。

※画像はAIによるイメージ

ここが妙に切ない。

表面だけ見れば、人形と猫が張り合うコミカルな対決です。

ですが、お市がすでに「大切にしてくれる相手」を得た後の物語だと考えると、奪われそうになっているのは単なる遊び相手の順位ではありません。

自分がようやく見つけた居場所なんです。

口裂け女との戦いに敗れた怪異が、人間との関係を得て、その関係を守る側へ回る。

この反転によって、化け猫編は「怪異対怪異」という構図以上の意味を持っています。


サキュバス・茨木童子・こっくりさん・化け猫の違いは?4体から見える作品の仕掛け

4体を並べてみると、『うしろの正面カムイさん』が怪異を選ぶ基準の広さがよく分かります。

  • サキュバス:西洋悪魔・夢魔系の怪異
  • 茨木童子:日本の鬼伝承を代表する存在
  • こっくりさん:学校や若者文化にも定着した降霊遊び
  • 化け猫:日本の妖怪伝承に連なる怪異

つまり作者は、特定の神話体系に沿って怪異を配置しているわけではありません。

「読者が名前を聞いた瞬間にある程度イメージできる怪異」を拾い、そのイメージをカムイたちの世界へ投げ込んでいるように見えます。

ネットでは『うしろの正面カムイさん』について、突飛な除霊方法そのものが話題になりがちです。

もちろん、それは作品最大級の特徴でしょう。

ただ僕は、怪異側の選び方にこそ本作の設計の巧さが出ていると思っています。

たとえば、こっくりさん編では「普通の学生生活を守りたい」というシヅカの願いが中心に置かれています。

化け猫編では「ユイちゃんの一番の遊び相手でいたい」という、お市の居場所への執着が物語を動かします。

サキュバス編では、怪異の性質そのものがカムイとの相性問題になります。

そして茨木童子は「②」と題された複数回規模のエピソードとして扱われています。

怪異の名前こそ派手ですが、毎回変わっているのは本当は「誰の弱点を暴くための怪異なのか」ではないでしょうか。

ここに僕は、この作品のかなり巧妙な部分を感じます。



4体の怪異から考察する『うしろの正面カムイさん』の本当の主役

単なる「有名妖怪を次々に退治する漫画」に見えますが、僕は少し違う読み方をしています。

本作が毎回描いているのは、怪異の恐ろしさよりも、人間や怪異が隠している欲望や執着を外へ引きずり出す瞬間なのではないでしょうか。

その手掛かりになるのが、意外なほど小さな設定です。

こっくりさん編でシヅカが望むのは、大仰な救助ではなく「誰にも見られずコッソリ除霊してほしい」ということでした。

ここで彼女が守ろうとしているのは命だけではありません。

「普通の女子高生として見られる自分」です。

一方、化け猫編のお市が争う理由には「一番の遊び相手の座」が含まれています。

これも、生存だけを目的とした怪異バトルなら不要な要素です。

では、なぜわざわざ入れるのか。

僕は、怪異が人間の隠している感情を可視化する装置になっているからではないかと考えています。

シヅカなら「普通でいたい」。

お市なら「必要とされたい」。

サキュバス戦では、カムイが普段の方法をそのまま通せるのかという、彼自身の除霊者としての異常性が問われる。

茨木童子が複数回にまたがる構成で描かれている点も、怪異そのものより、その怪異と向き合う過程を長く見せる必要があった可能性を感じさせます。

もちろん、これは作品の細部から読んだ僕なりの仮説です。

ですが、この読み方をすると、怪異の種類がバラバラであることまで意味を持ち始める。

都市伝説でも、鬼でも、悪魔でも、妖怪でもいい。

重要なのは、その存在が登場人物の何を露出させるか。

……だとしたら、この作品、見た目よりずっと構造がいやらしい。

一見すると毎回まったく違う怪異を投入しているのに、その実、怪異という鏡を一枚ずつ交換しながら、ずっとシヅカやカムイ、お市たちの内側を映していることになります。

派手な設定の下にこんな一本の線が通っているのだとしたら、かなり面白い。

そして2026年7月から始まったTVアニメでは、こっくりさんが第2話、化け猫が第5話、サキュバスが第8話と、異なるタイプの怪異が一定の間隔で配置されています。

原作の怪異図鑑的な楽しさを保ちつつ、各キャラクターの立場や感情を少しずつ変えて見せる構成になっている点には注目したいところです。

まとめると、『うしろの正面カムイさん』のサキュバスは原作第3巻の主要怪異として登場し、2026年のアニメでは第8話にも登場します。

茨木童子は2023年3月10日公開の第63話「茨木童子②」で確認でき、こっくりさんはアニメ第2話でシヅカの学校生活を脅かし、化け猫は第5話でお市とユイちゃんを巡る騒動を引き起こしました。

4体に共通するのは、ただ倒されるための敵ではないことです。

怪異が現れるたび、登場人物が守りたいものや、隠していた感情まで浮かび上がる。

そこまで見えてくると、この作品の怪異たちは「敵キャラ」という言葉だけでは少し足りない気がしてきます。



よくある質問

『うしろの正面カムイさん』のサキュバスは何巻に登場する?

サキュバスは原作コミックス第3巻で大きく扱われています。第3巻は2021年8月11日発売で、サキュバス・リリーとエクソシスト・マリーが登場する書き下ろしエピソードも収録されています。

茨木童子は何話に登場する?

今回確認できる公式掲載情報では、2023年3月10日公開の第63話が「茨木童子②」となっています。詳細な展開については、提示された資料だけでは断定できません。

化け猫とこっくりさんはアニメ何話?

こっくりさんはTVアニメ第2話「コックリさん/ミニアニメ劇場 その2」、化け猫は第5話「化け猫」に登場します。化け猫役の声優は白雪碧さんです。

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